2009.09.26
2009.09.19~20で黒部下の廊下日電歩道を歩いてきました。
メンバー N田さん夫妻、H田(記)
9:20黒部ダム-13:30別山谷出会-17:30阿曽原温泉
7:00阿曽原温泉-13:30欅平
仕事、育児、介護と忙しく、しばらく山から遠ざかっていてストレス溜まりまくっていたので
久しぶりに山に出掛けてみた。
19日早朝2:00にH田宅出発しN田さん運転で立山駅まで移動
朝6:00頃に立山駅に到着。すでに第一駐車場は一杯、第二駐車場のさらに奥の駐車場に
車を停めてから駅に向かう。
駅の構内には登山客が一杯。 登山ブームと言われるが本当にたくさんの登山者で
あふれかえっている。
6:50頃のケーブルカーに乗って黒部ダムまで移動。
9:20頃黒部ダムの迫力に圧倒されながら歩き出す。
よくこんな山奥にこんなダムを作れたもんだと感心した。
今回の日電歩道はこの黒四ダムの為に岸壁を切り開いて作った登山道だ。
紅葉の季節には少し早いが、ほんの少し紅葉がかって気持ちいい。
しかし、一時間くらい歩き出してだんだん道が狭くなり岸壁沿いを歩くようになってからは
景色が一変する。
登山道は左側が岩壁で道幅は狭いところで50センチくらいで、右側は100mくらい切れ落ちている
所を18Km続く。
高いところは百メートル以上の高さがあるので右側にふらついてミスるとサヨナラなので、
それなりに緊張する。
中には岩壁に丸太3本で橋が設置してあるのだが、30センチくらいの幅で所々ギシギシして
1人づつ通過しないと壊れそうで、自分の番になってウェートオーバーで壊れないか
ヒヤヒヤした・・・笑
この登山道は高さがあり所々危険だが、高低差が無く楽な道だが、
最近全く歩いていない当方は、別山谷出会付近で左膝が痛くなってきた。
それでも歩かないといけないので歩くと、このルートの核心といえる岩壁の高巻きに出た。
垂直に3段階で木の梯子がかかっており、30M上で横にトラバースし、下降する。
ここは毎年事故が起きている所なので緊張する。
クライミングならロープで確保されているので怖くはないが、ノーザイルだと少々怖い所でした。
その後十字峡に15:00前に通過し、17:30頃阿曽原温泉小屋に到着。
テントを早々設置し、さっそくビールで乾杯!
テント場は小屋の下にあり、露天風呂はテント場から5分くらい降りた所にあり、10人くらい
入れる質素な作りです。
20日 7:00阿曽原温泉出発
昨日からの左膝の痛みが引かないが、今日は昨日よりは短いが、欅平まで16kmの行程なので
気合を入れて出発した。
テント場を出てすぐ急登で、早朝から大汗だ。
登りきると、水平歩道が始まる。
昨日と同様に左が岩壁で右が切れ落ちている道を行く。
水平と言ってもアップダウンは少々あり、登りは良いが下りになると膝に激痛が走り冷や汗が
出てきた。
難しい所も無く黙々と歩くだけの道だが、落ちればただ事では済まない道なので
それなりに気を使う。
ダム建設の為に、岩をくり貫き資材を運ぶ道を作り、1000万人の人手を使って黒部ダムを
作った人間は凄いと思いました。
激痛に悩ませられながら、ようやく欅平まで30分と言う標識から下りが始まり
半泣きになりながら一時間以上掛かって下り、欅平に到着した時は激痛も忘れてニヤついて
しまった。
あ~~山っていいな・・・。
改めて山の魅力を再認識させられた山行でした。
その後トロッコ電車で帰るだけだったのが、ここから第二の核心が待っていました。
連休中と言う事もあって、大勢の観光客で電車のチケットが取れず5:30分待ち・・・。
立山駅に戻ってきたのがpm11:30頃でした。
N田さん運転有難うございました。
日電歩道(にちでん ほどう)とは、黒部川の上流域に設けられた歩行者専用道(登山道)である。日本電力が水力発電所の建設に備えた調査を行うために開削したことからその名が付けられた。1925年に着工し、1929年に開通した。仙人平(上部軌道の当初の終点)から黒部ダムまで
仙人谷から下流側の欅平までは水平歩道(約13km)が通じている。この水平歩道を含めて「日電歩道」と呼ぶ場合もある。ただし水平歩道の開削は、日本電力が黒部川の水利権を得る以前に東洋アルミナム株式会社の手で行われており、日本電力が建設したという意味では「日電歩道」と呼べるのは仙人谷より上流側といえる。
2009.09.23
朝から豊田へ。
曇っていたので放射冷却がなく、また風も無かったのでなんとなく暑い。
宮川散策道は苔むしているので前日の雨の影響を引きずるようだ。
そんなに露骨にシケッているわけでないが真緑の「ももんが」の出口は話にならない。
その他うろちょろして、古美山へ移動。
「キングギドラ(d)」のあと、あちこちのツブツブをつかんで悶えていたが
指先に穴があいたので仕方なく終了。
N素
2009.09.21
明星の帰りに剣を歩いてきました。
初日はお天気も良く、気持ちの良い秋山を楽しみました。
剱の雄姿
どこまでも歩いていきたいですね
室堂ではタロさんにお会いしました
どこまでも歩いて行きたいですね
室堂ではタロさんにお会いしました
タロさんに「かなり混むから」とアドバイスをいただいたので気合を入れて暗いうちから出発しました。
頂上でご来光を拝もうとしましたが4:00頃からガスが出てきて雨も降ってきたので頂上に着いて
すぐ下りました。
剣沢テン場発2:00 頂上4:20 テン場戻り6:30
まだ真っ暗なのだ。 “点の記”をまた読み返そうか
雨の中を下山しました。紅葉し始めています。きれいでした。
何度も通いたいところになりました。
N村
2009.09.19
皆さんお忙しそうなので、I佐が先週末行った明星の報告をします。
参加メンバーの皆さん、間違った記述があったら訂正・加筆をお願いします。
今回は登攀中に写真を撮る余裕が全くありませんでしたので、
どなたか写真の追加をよろしくお願いします。
日程: 09.09.19 – 20
メンバー: N村、N本、1川、I佐
9月19日(土)
名古屋組は19日の夜中の1時に土岐IC集合。高速を使って豊科ICまで。
あとは下道をひた走って、早朝4:50頃明星山駐車場着。
N村さんは既に到着しており、車の中で仮眠中。我々も1時間ほど車で仮眠を取ることにする。
空が明るくなってきたので起きて準備。
目の前には、巨大なおにぎりのようなとんがった三角の明星山がどっしりと構えている。
ヒロケンの本で写真を見てかなりのスケールの岩壁だろうと思っていたが、
実物は想像していた以上の迫力だ。
「今日はどこを登る?」との問いに、N本さんからすかさず「JADE」との回答あり。
11aのルートにひるむが、「アブミとユマール使えばイケルイケル」と言われ、JADEに決定。
N本&I佐、1川&N村のペアで7:10から登攀を開始するが、8時頃2P目を登っている頃に
雨がポツポツしだし、次第に強く降り出した。
濡れた石灰岩は滑って怖いので、ひとまず退却することに。そそくさと懸垂して取り付きに降りる。
ここのところ週末は雨で山行がキャンセル続き。「新潟まで来て、またも雨?」と悲しくなったが、
まだ時間も早いことだし、ひとまず取り付きでお天気が回復するのを待つことにした。
小滝川は、河原に下りてから暫く下流に進むと、対岸に渡れるように
ロープが張ってある。ハーネスと安環使えばOK。
岩が乾くまでお昼寝。
天気が良くなるのを待っている間、岩を眺めていて、先程登った所は「フリースピリッツ」の
下部辺りだったのではないか?という話になり、右側のザレた斜面を少し登ると
「マニフェスト」の取り付きらしき所があった。
JADEは全部で9Pあるが、2P目の途中までと8P目から最後までは「マニフェスト」とルートが
同じ。取り付きには、しっかりとしたリングボルトが2本かかっていた。
10時頃まで辛抱強く待っていると、お日様が顔を出した。
壁も乾いてきたのでそろそろ登ろうということになり、再び登攀開始。
先程と同じく、N本&I佐組から先に取り付く。
1P目(5.9):草と小さなブッシュのザレた階段状の斜面を登り、途中からクラックを登って右上して
小ハング下のビレイポイントまで。
2P目(5.11a):2ピッチ目にして、いきなり核心のピッチ。
N本さんはハングをサッサと超えていくが、その先のハングからスラブに出る所で暫くホールドを
探っている。「落ちるかも・・・」と言われ、その後痛恨の1テンかかる。
しかしその後はムーブが固まったようで、直ぐに姿が見えなくなった。
暫くして「どうぞ!」のコールに自分も登り始めるが、いきなり最初のハングを登った所で足を滑らせ
派手に落ちる。それを見ていた1川・N村両氏から、「タイブロックとアブミで登ったら?」と言われ、
あれこれ試みるが、ジタバタしているうちにタイブロックを落としてしまう。
N村さんにタイブロックをお借りして暫く粘ったが、ロープが伸びるのでかなり苦戦。
あれこれ試みても疲れるばかりで上手くいかないので、タイブロックとアブミをしまい、
自力で再度挑戦したら登れた。
N本さんがテンションかけた部分では迷わずアブミとタイブロックを出したが、次のボルトまでが
あまりにも遠いのでひと苦労。取り敢えず核心らしき所を越えた辺りで道具をしまい、
冷や汗タラタラで騙し騙し登る。
写真は後続パーティ
3P目(5.10b):スラブを左上気味に進み不安定な岩のハングを登り、更に左上してビレイポイントのあるテラスへ。
4P目(5.11a):ホッとしたのも束の間。またも核心の11aのピッチ。このルートのメインとも言える
つるんつるんのスラブが登場するピッチだ。
ピッチ下部は草付きの比較的簡単な斜面だが、上部のスラブは本当に信じられないくらいツルツル。
左のラインを取れば5.9だが、N本さんは迷わず右側の難しい方を登る。
しかし相当難しそうで、ロープがなかなか伸びない。ビレイしている手にも自然に力が入る。
その内無事に到着したようで「どうぞ」のコール。
スラブを目にして愕然とする。豊田や瑞浪の結晶トキトキのスラブは登ったことがあるが、
こんなツルツルのスラブを見るのは初めて。
ホールドも無いし足もどこにどう置いたら良いのか分からず、あまりにも難しそうで、
何故かは分からないが思わず笑いが込み上げてくる。こんな心境は初めてだ。
到底登れそうもないという諦めの笑いかもしれない。
と同時に、「よくこんなところをフリーで越えたものだ」と、N本さんの凄さに舌を巻く。
アブミとタイブロックを出して進もうとするが、ここもボルトが遠く思うように進まないので、
道具に頼るのは止め、テンションかけながら最後は引っ張り上げてもらう形で、ビレイ点まで
何とか辿り着いた。
5P目(5.10c):ボルトを追いながらフェイスを登り、ビレイ点のあるバンドまで。
ここに辿り着いた時点で17:30。
本日は時間切れということで、懸垂下降。取り付きには18:30着。
駐車場に戻ってテントを張り、明日も再度JADEに挑戦することに決め、
食事を済ませて10時頃就寝。
9月20日(日)
昨日、N本&I佐組はN本さんに全てリードしてもらったため、またもオールリードでは大変
ということで、今日は1川&I佐、N本&N村の組み合わせで、1川&I佐組から登ることにする。
7:20登攀開始。昨日登っているとは言うものの、最初のピッチはやっぱり怖く、かなり緊張気味に登る。
2P目、昨日N本さんが1テンかけたところで、1川さんもテンションかけてムーブを探る。
私は昨日思いっきり落ちた出だしのハングを、「今日は絶対に落ちない!」と気合を入れて登り、
不安定な登りながらも何とか突破。N本、1川両氏がテンションかけたところは、今日も勿論
アブミとタイブロックで抜ける。
3P目も苦戦しながら何とか越え、核心の4P目。
3P目を登る時に、N本氏から「1川さんに、今日はスラブの右側をちゃんと登るようにと伝えて
(昨日1川さんは、右側を登るボルトが見つからずに左側を登ったため)」と言われ
4P目のビレイ点で1川さんにその旨告げるが、「やだっ!」の一言で左側の5.9のラインを登ることに。
しかし5.9とは言え、こちらも右に劣らずつるんつるんで相当悪い。
左側にあるクラックが使えなければもの凄く難しい。しかもクラックも結構悪い。
5P目を登り、いよいよ昨日登れなかった6P目から上を目指す。
6P目(5.9):ボルトの直ぐ下を登ろうとすると難しいが、左側はガバがあり5.9であった。
しかし、このピッチから疲れが出てくる。皆と比べ物にならないくらい下手なので、無駄な動きと
必要以上に力を使うことによってエネルギーを浪費するためか、かなりフラフラ。
まだ3Pもあるし、この先10c、10dのピッチが待っている。
でも、あと3P登れば上だと思うと、何とか頑張ろうという気持ちになる。
7P目(5.10d):7P目は5.10cであるが、7P目が25m、8P目(10d)が20mなので、
繋げて登ることに。
7P目最後の部分の縦に走る皺のようなホールドは難しすぎて全く掴めず、
私はロープにタイブロックをつけ、アブミを使いながら突破。
しかしその後も、本来8P目である鷹巣ハングまで登る所で、洞窟直下に厳しいスラブがあり、
1川さんにホールドの位置を教えてもらいながら登る。最後のひと踏ん張りの前には、テンションを
かけてヌンチャクにフィイフィイをかけてひと息入れ、何とかハング下の洞窟の中のビレイ点に到着。
8P目(5.9):いよいよ最後のピッチ。5.9とあるが、ハング下を右にトラバースしてフェースに出るまでの
高度感が凄まじく、とても5.9とは思えない。
1川さんは涼しげな顔で、クラックにカムを効かせながらトラバースしていき、その内姿が見えなくなった。
このピッチは、フェースに出てからはクラックを追いながら右上し、その後終了点までは草付きを
左上するため、ロープの流れが悪くなる。また、終了点の支点はかなり左側にあり、しかも岩の
向こう側にボルトが打ってあるため、1川さんは斜面を登ったり下りたりして、見つけるのに
とても苦労したとのこと。
1川さんの声は洞窟の中までは聞こえてこないが、じっと待っているとロープが2本どんどん引かれて
いくのでビレイ解除だと分かる。その後間を置いてロープがまた引っ張られたので、登ってよい
合図だと判断し、トラバース開始。
下を見ると、スパッと気持ちいいくらい切れ落ちており、沢が小さく見える。
よくこんな所まで登ってきたものだと感心しながら、じんわりと慎重にトラバースしてフェースに出る。
尖った岩に服やスリングなどが引っかかって登りにくく、掴むとゴソッと取れるホールドもあったが、
そんなに難しくなくホッとする。
1川&I佐組は、14:20に無事登攀終了。ここからの眺めは最高だった。
直ぐに懸垂下降の準備をし、まずは1川さんから下降。
このルートは2007年に開拓され(発表は昨年)、ボルトも新しく打ち直してあるため、
安心して下降出来る。
最初の懸垂は鷹巣ハングの洞窟の前を通るので、迫力ある空中懸垂で気持ちが良い。
(支点がしっかりしているからこそ、こんなことが言えるのであるが…。)
下に着くまでに、3回ほどロープがひっかかって引くのに苦労するピッチがあったが、
16:10無事に取り付き到着。(1川&I佐組。)
この日、クイーンズウェイだったか、或いはフリースピリッツだったかを登っていたパーティーが、
懸垂下降中に残置ハーケンが抜けて怖い思いをしたとのこと。
たまたまピナクルにスリングをかけ、それも利用して支点を作っていたので
命拾いしたとのことであった。
JADEは本当に難しいルートで、5.9でもフリークライミングで登るのとは怖さが全く違いました。
1川さん曰く、「5.10台が余裕で登れるようになると、楽しめるよ」とのことでした。
今回私以外は全員フリーで登ったわけですが、こんな難しいところを登れる3人のレベルの高さには、
分かってはいたもののあらためて感心し、心底驚きました。
今回私が登るのが極端に遅く、その結果全員が上に抜けるまでに随分と時間がかかってしまい
ました。皆さん、下手な私に辛抱強くお付き合いいただき本当にありがとうございました。
これから先練習して、自分がどれくらいのグレードまで登れるようになるのかは分かりませんが、
たとえ10台をある程度の余裕を持って登れるようになったとしても、果たして今回登った所を
リード出来るような度胸が自分にあるかと言われると、かなり厳しいように思います。
でも、数年後に腕を上げて、また登りに来てみたいと思います。
もし本当にそこまで上達することが出来たなら、機会があればお付き合い下さい。
最後に、今回登ったJADEは、このルートの開拓者のブログにルートの解説が詳しく載っています
ので、参考にして下さい。尚、トポはありません。
明星山南壁「ジェイド JADE」のルート解説(←ここをクリックして下さい。)
以上
2009.09.17
今日も朝から豊田へ。
宮川は蚊がいないので、日が上がり暑くなるまで快適。
(課題は苔むしているのが多いが。。)
あれこれトライしたが大した成果なし。
指の強化(皮の?)にはなったかな。。。
成果:船(d)ぐらい
N素
2009.09.13
「3度目の正直!」と期待をかけてS師匠と計画した屏風雲稜ルートは、
今回もまた雨にたたられてしまった。
「また登れなかった・・・」とめげていても仕方ないので、
今日はお天気も良いことだし、一人伊木山に行くことにした。
昨日の雨で、慌てて行っても壁は濡れているだろうと思い、
のんびり自宅を出発し、10時半に伊木山到着。
伊木山は午前中はお日様がガンガン当たり、それを知ってか常連さんはいつも午後から来るようなので、
一人誰に気兼ねすることも無く練習できる午前中に、暑いのを我慢して登ることにした。
天気良すぎっ!昨日晴れてくれてたらなぁ・・・。残念。
岩を見ると、思ったとおりお日様のお陰ですっかり乾いている。
そして当然のことながら、岩場は貸し切り!
早速「フェース直上(5.10c)」を登るが、久しぶりに生岩を触るので1本目はかなり緊張した。
テンション掛けながら上まで抜けたが、大汗かいて1本登っただけで既にぐったり。
休憩しながら3時間ほど粘ったものの、指が痛くて早々とギブ。
さっさとギア・ロープを片付けて、直ぐ近くのセブンイレブンでいつものドリンクを買い、
橋の上で犬山城を眺めながら喉を潤し、暫しまったり。
チャリとお城とペプシネックス。
強い日差しを首の後ろにジリジリと感じながら帰名。
暑くてたくさんは登れませんでしたが、久々に岩を触れてよかったです。
I佐
2009.09.12
今日は雨の予報であったが、朝、ウェザーニュースの雨雲の様子を見ると9-10時ごろまで持ちそう。。。
最近、すっかり朝晩涼しくなってきたので朝の時間帯なら9月初めの豊田といえど涼しくなっているだろうと勝手に決め付け、そそくさと準備し豊田へフラフラ出かける。
6時前に古美山駐車場に着くと曇っているせいか気温はあまり下がっていない。
が、風が吹き抜け涼しく、蚊もあまりおらず気持ちいい。
パンのカンテあたりでアップし、宮川散策道へ移動。
川沿いはやや気温が下がるが風がなく、ちとコンディション的には微妙であるが、
5月に来た時に目をつけていた課題にトライ開始。
花崗岩はおひさで指皮ができておらず薄かぶり+粗い結晶に喜び隠せずにはおれん。。。
が、なんやかんや気合ででけた!
その他、トライしてるうちに空が暗くなってきたので撤収!
帰り際にちょいかぶりのハンドクラックをチェックしながら駐車場に戻る(9時)とちょうど雨がポツポツと。
ドンピシャでセーフ(^。^;)
成果
・蛇の目(e)
・つくつくぼうし(d)
ようやく黒帯Get!
Nもと
2009.09.10
(谷川岳/一ノ倉沢3ルンゼと 幽ノ沢中央ルンゼは雨の為、変更)
日程:2009年9月5日~6日
メンバー:Hatn(L) Nakm
9/5(土) 一ノ倉沢出合い駐車場には03時少し前に到着した。駐車場には雨跡があった為、本日予定の標高の高い、またアプローチの長い3ルンゼは翌日にして、今日は幽ノ沢中央ルンゼを攀ることに決まる。車中で1時間半ほど仮眠。5時起床、幽ノ沢へ向かう。
幽ノ沢出合いから間もなく沢登りになるが、前夜降った雨で水流以外の岩が濡れ、ぬめって滑りやすい。沢登りに慣れていないうえにアプローチシューズときてる。根性で 先を行くHatnさんの後を追う。流れを避けながら右・左・藪こぎと的確なルーファイで、登り返すことはない。一度ロープを出してもらった。全体に滑滝が多いようだ
「中央ルンゼはあれだよ」と指差した先には、堂々とした威容の幽ノ沢全景。一ノ倉沢より規模は少し小さめだが、よく似ている。
クライムシューズに履き替えるよう指示あり履き替えたが、アプローチシューズより滑らないことに驚いた。因みにアプローチシューズは5.10で、古さは中間というところ。
沢を2/3程登った頃、弱い雨が降ってきた。見上げるといつの間にか幽ノ沢の上部全体にガスがかかっていた。ルート上は雨が降っているだろう。残念だが引き返すことになった。
下りは更に滑りやすくなる。慎重に。一度胸までドボンした。この後はロープ懸垂を交えながら下降する。空は晴れのうす曇になっている。
3回目の懸垂下降の小滝を利用して、救助の練習をすることになった。このまま引き返すのはもったいないので良かった。 背負い救助懸垂と1/3システムの引き上げと、未経験であるカウンターバランスの引き上げを二回ずつ練習した。滝落ち口に掛かるロープの大きな摩擦で困難な引き上げとなったが、システムの構築と確認ができたことは私には大収穫でした。
青空の下の水上町で入浴と買出しをして、登山指導センターで酒と肴を楽しんだ後、シュラフでうたた寝。ロープウェイ駅の営業が終わるのを待って移動し、有り難く今夜の宿にさせていただく。快適でした。
6日(日) 今日は一ノ倉沢3ルンゼの予定。 予報どおり晴れることを期待して一ノ倉沢出合へ車を走らせる。道路に濡れた跡があるよ~ 出合いに着くとまたしても雨だった。Hatnさんから谷川岳独特の気象の変化の激しさを教わる。この気象の変化が遭難事故件数世界一の理由だと。
せっかくだからと、鳩待峠から尾瀬を散策することになった。 終始木道歩きの尾瀬ヶ原を 話しながら歩いていて、つまずきずっこけた。木道を支えている切り株に胸を強く打ち、「い、息が出来ない」と言うと、両肩を掴んで固定し、膝で背中を押してくれた。息ができるようになった。お世話かけました。「岩場でなくてよかったよ」と。ほんとにマジで思いました。帰りも尾瀬ヶ原の開放された空間を体いっぱいに感じながら戻りました。
予定のルートは登れなかったですが、一日目のアプローチの沢登りと救助練習3種を楽しみました。それから、二日目の尾瀬ヶ原の散策も。呼吸を楽にする方法まで教わりました。ありがとうございました。
2009.09.07
屏風岩から上部へ継続を目指しましたが
北尾根下部の猛烈ブッシュに撃退されました(N村&1川)
[5日]坂巻温泉2:10-4:30横尾4:45-6:00屏風取り付き6:30-13:30雲稜終了点14:00-15:15屏風の頭15:30-18:00北尾根8峰
[6日]北尾根8峰8:30-9:30涸沢14:40-16:10横尾16:30-18:30坂巻温泉(コースタイムは推定)
アプローチの迅速化&省力化を目指しチャリを初使用
釜トンネルは押して進み、トンネルを抜けるとサクサク進む
某所にチャリをデポ
横尾で水各4リットルを背負う
当初計画は東壁ルンゼ
ネット記録では「ハング上の残置ラープにアブミをクリップ」などという体験談が載っており
残置ピンの状態が悪化していることが予想されたため、内心ビビッていた
取り付きから壁を見上げると
前夜の雨により
三日月ハング(?)の下にベットリ濡れた部分が確認できた
これ幸いに、ルートを雲稜に変更する
T4・・・カムをどっさり持ってきたので、オールナチュプロで行く。途中はコンテ
雲稜・・・残置ピンは豊富
扇岩テラスからのボルトラダーはリングがほとんどなくなっており
タイオフした細引きにクリップする
ザックの重さで、垂壁はつらい
予想以上の時間がかかり、安定した終了点へ
終了点から屏風の頭までは分かりやすい踏み跡があるが
ところどころ、ハイマツの枝で隠れている
暑いのでヘロヘロになって、大きなケルンのある頭へ
北鎌から前穂まで見渡せる快晴
頭から標高差約200メートルを下降
パノラマ新道との分岐点から、ブッシュがひどくなる
ハイマツの枝が踏み跡を覆ってゆく手をさえぎり
トゲのある草が手や腕を突き刺す。一歩一歩が苦痛
2時間半かかって「やっと7峰に着いた」と喜んでいた我々の目に入ったのは
「8峰」とマジックで書かれた小さな石ころ
こんだけ苦労してまだ8峰とはとガクゼン
このペースだと5・6のコルまでまだ3~4時間はかかりそう・・・あっという間に戦意喪失
明日は涸沢に降りることにする
6日も快晴
太陽が憎たらしいが
ゆっくり朝飯、ゆったり涸沢まで散歩、涸沢小屋テラスで生中2杯でまったり
涸沢ボルダーでアルコールを体から飛ばし
横尾経由坂巻温泉まで
来年は北尾根下部をすっ飛ばし
屏風の頭~涸沢(水&缶ビール補給)~5・6のコルにルート変更しリベンジの予定
2009.09.06
冬の黄蓮谷アイスクライミングの下見をしました?
メンバー I佐、Y覚
日程 9月5,6日
2週間前はは黄蓮谷下部のお遊びに徹したので、今回は5合目まで登り、そこから
下降し、入渓しました。(これが本来の下見なのです?)
沢沿いに高度を下げていくと岩小屋がありました。水が取れ快適そうです。
千丈の滝上部に出て、そこから沢登り開始。
しばらくいくと、坊主の滝が出てきました。
坊主ノ滝。迷わず高巻く。
これは右から巻き、左俣が見えるところで懸垂下降し奥千丈に降り立ちました。
しばらくは少し荒れた沢を快適に遡行し、トイ状の滝を慎重に登っていきます。
途中から段々といやらしくなり、逆層のホールドを使うところで、安全策をとり、
左から巻くことに。延々と高巻き、今夜の寝床が心配になってきました。
懸垂下降4回で黄蓮谷と烏帽子沢の出合い付近に降り立つ頃には既に19時近く。
真っ暗の中、懸垂で沢に降りるが、あと数メートル下の快適そうなテンバに降り立つことができない。
やむなく、ごぼうで登り返し、辛うじて見つけた斜めの斜面で、何とかツエルトを張る。
ツエルト1枚で外気の寒気は嘘のように暖かくなり、狭いながらも大宴会。(宴会好きなのです)
翌日は奥千丈に降り、遡行しようと試みるも、ノープロテクションで高度のある滝の登攀は
今の自分たちのレベルでは危険と判断し、すぐに高巻き開始。
結局このまま一度も沢に入ることなく、稜線の登山道に出て、甲斐駒頂上を踏んで帰りました。
登山道から登ってきた所を見下ろす。こんな藪コギが延々続いた。
沢登では当たり前?
お陰様で、高巻き、藪コギには自信がつきました。
今回、沢登りの怖さを実感しました。