2023.01.09
広河原右俣3ルンぜへ加藤欣さんと行ってきました。
二人共、広河原は初めてで歩けどなかなか氷が出てこず
やっと出てきたと思えば雪で半分くらい埋まっていたり、
発達していなかったりで 氷のある方へ進んで行ったら
最終的に3ルンぜにたどり着きました。しかし大滝も
繋がっておらず巻いて南稜の稜線に抜けました、
阿弥陀の山頂に行くつもりでしたが、烈風の為 あきらめ
南稜を下り広河原まで。 6:30~16:30
2022.09.11
吉川Kです。
一人で赤岳天狗尾根を歩いてきました。
5:30美し森-7:10出合小屋-7:40天狗尾根取り付き-9:00蟹のはさみ-9:40大天狗-10:10主稜線-10:50赤岳-11:20真教寺尾根下山口-14:30美し森
久しぶりの山に、ソロで行けるバリエーションを計画。当初は北穂東稜の予定でしたが天気が芳しくなく、日帰りで赤岳天狗尾根へ。
美し森からしばし林道歩き。そのあと堰堤をいくつか超えて出合小屋へ。
バリエーションルートではあるものの、マーキングが親切すぎるほどにしてあり、なんちゃってバリエーション。取り付きも迷うことなく。
樹林帯の急登が続き、汗が噴き出る。
8月半ばにコロナにかかり、多少体力が落ちているかと心配していたものの、案外歩けた。
長々と歩いてようやく岩が出た。
ハサミの真ん中ルンゼ状を登る。
今回は一人だったので、懸垂用に30mロープのみ持参。基本的にどの岩峰も巻けるとの情報を得ていたので、無理と思えば巻けばいいし、登れるならいってしまおうという意気込みだった。
最初の岩登りで緊張したが、難なく通過
振り返ると富士山へ続く雲海が見られた。
どこがそれかはいまいち分からなかったが、第一岩峰、第二岩峰も稜上を通過。トラバースルートも見えていたが、自分でも登れるルートだった。
岩稜歩き(登り)が続くようになってからそこまで時間もたたず、天狗尾根のメイン、大天狗とその後ろに小天狗が見えたきた。
大天狗の手前からリッジ状になっていたので、念のためそこでクライミングシューズに履きかえる。
しばらく登るとハーケンの打たれた支点。ロープを出すクライミングだとここからみたい。
そこから上を見上げる。
来る前いろいろ記録を見て、フリーソロで行けるだろうと踏んで来た。
うん、行けそう。
緊張感があったのはほんの一手くらいだった。高度感もそこそこ。
ここを巻いていたら充実感も半減していただろう。
大天狗の頂上にも残置ハーケンとスリング。
懸垂下降する記録もあったが、クライムダウンで下降。
大天狗からは、見習いたいほどにギンギンにそそり立つ小天狗がよく見える。
小天狗の近くまで寄ったが、うーん、よく立ってる。
ホールド、スタンスは豊富そうだったが、ここのフリーソロは自重した。
裏側からだと頂上まですぐで登れそうな感じ。
左から巻いた。
小天狗を巻くとすぐに権現岳から赤岳へ続く稜線に出た。
なんやかんやたくさん歩くわりに、お楽しみゾーンはあっさりだった。
小天狗をリベンジするためにまた来るかと言われたら微妙なところだ。
冬なら楽しいのかな??
赤岳までさっさと歩き、大休止。
赤岳の印象を覆すほどにこの日は無風だった。
(冬のイメージが強すぎるのかな?)
下りは真教寺尾根で。
初めは鎖場の急な下り。
途中からは緩やかでトレランには気持ちよさそうなルートだった。
真教寺尾根からは登ってきた天狗尾根がよく見える。
高度2000mを切ったあたりから急に人の声が多くしてきた。
気付くと登山道のすぐ横に「清里テラス」なる映えスポットが見えた。
一瞬立ち寄ったが、カップルや家族連ればかりの爽やかな観光地に汗だく登山者は映えないのでそそくさとその場をあとに。
思ったより早く下山できた。
せっかく清里に来たので、清泉寮のソフトクリームを食べて帰路に。
程よい緊張感あり、程よい歩きごたえもあり充実感したワンデイプチアルパインでした。
2022.09.05
吉川Aです。
友人パーティと合同で沢上谷に行ってきました。
入渓地点に行くと先行パーティがいました。
やっぱり人気の沢です。
みんなあの奇跡のナメが見たいんですね。
前日の雨の影響で水が多く少し大変でした。
油断をすると足が流されます。
枝沢に入って、転んだら終わりのナメを越えて五郎七滝を見に行きます。
迫力のあるナメ滝です。
別の枝沢にも入って岩洞滝も見ます。
滝の近くに行くとしぶきで写真も撮れません。
本流に戻ってしばらく行くと
蓑谷大滝
増水のおかげでどの滝も迫力が増しています。
滝の迫力は増したのですが、ナメの美しさはいまいち。
本来は写真を撮らずにはいられない素晴らしいナメが続いているのですが、今日はただの沢。
水が落ち着いた時にまた来てください。
帰りには荒城温泉に立ち寄りました。
この温泉はこれぞ温泉!!という感じがして好きです。
源泉が冷たいか熱いか分からなくてびびっていると地元の方が「冷たいから安心していいよ」と教えてくれました。
先ほどまで沢に入っていたのに25℃の源泉には冷たくて浸かることができませんでした。
大勢で行く沢も楽しかったです。
またよろしくお願いします。
メンバー:つるは、吉川A、G
2022.07.05
お疲れ様です。吉川Gです。
以前から気になっていた南アルプスは戸台川のイワンヤ沢に友人らと行ってきました。
今回過去の色々な記録と見比べてわかったのですが、どうやらこの2、3年の間に豪雨が何かの影響で少し地形が変わってしまったようでした。
詳細は以下にまとめましたのでよろしければご覧ください。
イワンヤ沢左俣の記事
メンバー:吉川G、他2名
6:10仙流荘前よりバス乗車-6:25戸台大橋-7:30イワンヤ沢出合-8:20二俣-12:50左俣ゴルジュ終了-15:00二俣-15:45イワンヤ沢出合-18:00南アルプス林道利用者駐車場
※現在、戸台河原駐車場は通行止めで使えないため、仙流荘前から戸台大橋までバスに乗るのが早くて楽です。ただし、人はかなり多いので注意。
自転車でのアプローチはゲートに係員が立っているため難しいと思われます。
2022.06.30
お疲れ様です。吉川gです。
会員外の方と鈴鹿の蛇谷に行きました。
沢登りが初めての方もいらっしゃいましたが、さすが安定の蛇谷。沢登りの楽しさが詰まった良い沢でした。
ただ、もう鈴鹿の沢は暑いです。6月ですがすでに盛夏ですね。
標高700mあたりから左岸の尾根を登って登山道に合流しました。
ヤマビルは元気です。被害にも遭いました。
8:00宇賀渓駐車場出発→8:30入渓→9:05蛇谷出合→13:00遡行打ち切り→13:30登山道合流→大休憩→14:30出発→16:00下山完了
2022.06.20
お疲れ様です。吉川Gです。
6月4〜5日で大台ヶ原の堂倉谷〜石楠花谷に行きました。
メンバー:吉川G、Wさん(会員外)、Tさん(会員外)
↑ここは水流の右側を登るが、実は結構悪い。固定ロープがあるが、固定ロープありきの登りになってしまう。
12:00七ツ釜
14:40林道交差地点
6/5
6:30出発
林道の終点付近になにかの屍体が埋められていた。
悪臭と夥しい量のハエで異様な状態。
?:??林道終点のやや手前から沢へ下降
7:20石楠花谷出合
↑出合の写真かな…?
8:15二段15m
水流の右を登る記録が多いが、装備に不安があるので左岸巻き。まあまあ悪い。
11:10稜線
12:00下山完了
下山は楽勝。
2022.06.07
西村です。
時間が経ってしまいましたが、1皮さん、M尾さん、M尾さんの友人と4人で5月の連休に出かけた報告です。
5月3日
7:00扇沢発
8:30黒部平発
15:00雄山直下
雪解けが結構進んでいて、どこがいいか思案していたが、まだまだ雪が残っているだろう立山方面へ。
M尾さんに2日夜に松本駅で拾ってもらい、1皮さんとは3日の朝、扇沢で合流。
M尾さんとはいつ以来だろう、と扇沢までの道中にも久しぶりなので花が咲く。
コロナ感染が落ち着き始めてきていて、緊急事態宣言やマンボウの規制がない連休とあって、扇沢は多くの人出だった。
黒部平駅から早速取り付くが、振り返るとエメラルドグリーンの黒部湖や目に前に伸びる稜線が美しい。
のんびり行くも、幕営予定地を過ぎ雄山直下まで進んだ。
強風を避けるためにブロックを積んだが、結局一晩中テントは叩かれていた。
5月4日
7:00発
7:15雄山頂上
8:00撤収、龍王岳へ
8:30取り付き
10:00龍王頂上
12:30黒部平
14:00扇沢
朝飯後すぐに雄山へ向かう。
歩き出す頃もまだ風は止まず、結構寒い。
早々に下山・撤収し、次の龍王岳へ向かう。
前に1組いたが途中で抜かせていただく。ロープは最初にの1P目で出したがすぐにしまった。テンポよく上に抜けれた。
龍王を終えた頃には風も止んで日差しも強くなり、タンボ平を行くには雪も腐って、歩くのがかなりしんどい。
2泊3日で余裕ある計画だったが、天候にも恵まれて、またM尾食堂の美味しいごはんのおかげでしっかり歩けたのでスムーズに終えることができた。
2022.03.02
吉川Gです。
久しぶりの友人と奥美濃でラッセルしてイグルーを作りました。
メンバー:吉川G、他会員外一名
2/26 快晴
7:30 上大須ダム
8:30 根尾東谷川分岐
10:30 尾根取り付き(650m付近)
14:00 1150m稜線 行動終了
2/27 雪
5:30 起床
7:00 出発
7:30 左門岳山頂
下山開始
11:00 下山完了
とにかく雪が重くて辛い山行でした。本当は屏風山まで行きたかったのですが、到底無理。
屏風山は遥か遠くに見えました…
交通費含めて1泊2食付き2000円の週末。近所の山でこんなに楽しめるとは思いませんでした。
2022.03.02
お疲れ様です。吉川Gです。
K哉さん、Kくん、私で御在所に行きました。
今年は中又が凍ったとのことで、少し遅いのですが中又に行ってみました。
6:00 ゲート前に集合。
7:50 取り付き到着。
見上げると途中氷がつながっていないようにも見える。
先行の2人パーティがすでに登り始めており、我々は二番手である。
8:15
先行パーティが2人とも1ピッチ目の終了点についた頃に我々も登り始める。気温は高く、ほとんど寒くない。
1ピッチ目 K哉さんリード
正面の氷ではなく、やや右側から取り付いた。一段登ると数メーターの氷柱。右から左に回り込むが、なかなかバランスが悪い。回り込んだ後も立ってて悪かった。そこが終わって左にトラバースすると終了点。支点は凍りついた残地スリング。
2ピッチ目 リードG
最初の10mのナメは意外と立っていて、早速アックステンションが入る。その先に数m程度のベルグラのパートが続く。下から氷が繋がっていないように見えた箇所だ。腕を伸ばしてなるべくまともそうな氷にアックスを打ち込み、足に体重をかけないように腕で引き上げて突破。そのあとも20mほど氷を登って最後の滝の手前でスクリューと灌木でビレイ。45m。
3ピッチ目 リードG
左の方の氷柱を避け、右側の緩傾斜面から登る。その上の凹角は見た目よりキツかった。結局ここもアックステンションをかけながら突破。氷が終わると最後はラッセル。安定した箇所まで登って立木でビレイ。ほぼ50mいっぱい。
13:30
ロープを解いて見晴らしがいいところまでラッセルを続けて大休止。
最後は中道登山道までラッセルし下山。
暖かかったせいか氷は柔らかく、一部ほぼ繋がっていないなど少し時期的な遅さは感じましたが、それでも登れたので今年は当たりだったと思います。
お疲れ様でした。
2021.09.08
吉川Kです。
急に2日間の登山許可(笑)がおりたので、1皮さんと穂高に行きました。
久しぶりの穂高&アルパインで、山行が決まった時からワクワクしていました。
1日目
5:40上高地—10:00奥又白池—12:004峰取りつき—14:45ハイマツテラス
2日目
6:00登攀開始—11:00ロープ解除—11:453・4峰のコル—13:30前穂高岳—16:40上高地
沢渡から始発のバスに乗り、上高地へ。
こんなご時世だが、満車。しかし、駐車場の空き状況や、上高地の雰囲気からするといつもよりは人は少ないかなといった感じだった。
奥又白方面の人気は全くない。
上高地から奥又白池まで歩くが、暑い。
滝汗だった。
奥又白は、私は2年ぶり。
前回は、苦すぎる思い出のある東壁(北壁~Aフェース)をやったとき。(2年前の記録参照)
今回は、岩も堅いし、人もよく入っているから東壁ほど悪くないよという1皮さんの言葉を信じ、今日も別天地の雰囲気を醸し出す奥又白池のほとりで4峰を仰ぎ見た。
奥又白池の水場で水を汲み、取りつきへ向かう。
2年前はここから奥又尾根を登り、ケルンが積んであるところから、奥又白谷へ降りてC沢方面にトラバースしたが、今回は、池から少し降りて5・6のコル方面へトラバースしてから、谷を詰めあがった。
どちらにせよガラガラの谷の通過は避けられないが、雪渓が豊富にあるシーズン前半は今回のルートのほうがサクサク登れるかもしれない。
今回は、雪渓こそあったが、うまく避けて通ることができたので、持参したアイゼンの出番はなかった。
C沢のチョックストーンを右に折れ、踏み後を辿ると取りつき。
取りつきから3ピッチでハイマツテラスに着く。
今回は、ハイマツテラスでビバークする予定で行った。
ハイマツテラスまでは問題なし。
1皮さん→K→1皮さんの順でリードした。
さて、宿泊地ハイマツテラス。
行く前に、千種の4峰北条新村の記録をみたところ、多くの諸先輩方がここでビバークしているようだ。
酒井さんの記録では、4人?でビバークしているので、そこそこの広さがあるのだろうと予想して行ったのだが、そんなことはなかった。
平らな場所もそこまで広くなく、人2人がやっと横になれるかくらいの場所にロープでツエルトをはった。
人生初のテラスビバーク。
セルフビレイしながら寝る。
2人で横並びで寝ることができず、1皮さんと段違いで横になった。
足を延ばすと、膝から下はツエルトの外だったが、シュラフカバーのおかげでそこまで寒くなかった。
前日は移動もあり、あまり寝ていなかったこともあったおかげか、浅いながらも眠りにつけた。
2日目は快晴。
朝イチから核心で始まる。
4P目
A1のハングのピッチ。
1皮さんがアブミを駆使して登っていく。
さて、自分の番。
フリーでは5.10台とどこかに書いてあったが、クライミングヘボな私は初めからそんなつもりはなく、アブミをかける。
しかし、アブミで大苦戦。
何を隠そう、人口登攀の経験がほぼない。
手でグイっと体を引き付けて登ろうとするのですぐに疲れ、息が上がり、何度も宙ぶらりんになった。
手で登っちゃダメだよ。膝を前に出して立ちこむ。一段上がったらフィフィで休む。
なんて上から1皮さんに言われながら、3000m級の本チャンでアブミ講習会を受ける始末。。
練習しておくべきでした。
ここでかなり時間を使ってしまった。
5P目は右にトラバースの後、凹角を左上
ここのピッチはリードしてみようかと思っていたが、ハングで自信を無くし、リードをお願いした。
高度感抜群のピッチ。
6P目は私がリード。少し上がると大きなテラスがあり、ここで終わりかと思うが、短すぎるのでもう少しロープをのばした。
テラスから右にトラバースぎみに登ったが、テラスの上を直上が正解だったよう。
安定した場所まで登り、ロープをしまう。
ここから北尾根上までは歩き。
すぐかと思ったけど、けっこうかかった。
北尾根のルート上に出ると、涸沢方面、槍から奥穂までの稜線が美しかった。
北尾根もいつかやりたいと思っていたのだが、今回継続できて大満足
3峰でも念のためロープを出した。
おかしなルート取りをしてしまい、まだまだルーファイやらアルパイン的判断力と経験が足りないなと実感。
前穂頂上に13:30 沢渡行の最終が16:45なのであまりのんびりしていられない。
最近は、たまぁにフリーと「お付き合いゴルフ」しかしていないので体力の低下を感じた。足が棒になりながら下山。
岳沢登山口からバスターミナルまで地味に長く、結局BTには16:40で滑り込んだ。
刺激的で大充実の2日間でした。
北アの池で薄氷が張ったり、八ヶ岳で雹が降ったりしたそうですね。
早くもスキーシーズンが待ち遠しい吉川Kでした。