2015.12.24
酒井です。
斉藤さんと阿弥陀の広河原右俣へ行ってきました。
クリスマスルンゼでアイスを楽しんだ後、右俣に戻り阿弥陀南陵まで抜ける計画です。
7:00舟山十字路 ~ 7:50出会 ~ 10:00クリスマスルンゼ ~ 11:30右俣帰還 ~ 14:30阿弥陀南陵上の稜線 ~ 17:00舟山十字路
私の「アイスもできて稜線へ抜けられるアルパインムードのあるルートで」という希望に斉藤さんがチョイスしてくれたのが広河原。
そしてクリスマスルンゼの名前に私が釣られ右俣を行くことに。結果、リクエスト通りのルートでとても楽しめました。
出発時、舟山十字路に車は3台。途中で6人PTと会ったが彼らは左俣とのこと。
他には右俣を降りてくるPTとすれ違いますがこの日に出会った人はこれだけ。落ち着いた雰囲気の中アイスクライミングを楽しみます。
クリスマスルンゼ 斉藤さんのリードでさくさくと
クリスマスルンゼを終えてから稜線に向かいますが、何度も二股に分岐するので考えながら歩かなければいけません。
しかしナメ氷が続いているとついついそっちの沢を伝ってしまいます。
ルートを間違ったりしつつも修正して、阿弥陀南陵バリエーションルートのP3直下あたりの稜線に抜けました。(南陵に出るつもりだったので少し頂上寄りに出た)
あとはバリエーションと言えど踏み後のしっかりついた道を下るだけ。景色を楽しみながら無事に下山しました。
12月はこれでアイスを3回。安定して登れるようになってきましたが、もう少し足に負担をかけずに登れるようになりたいですね。
来年もよろしくお願いします!
2015.12.21
成瀬洋です。
日曜日に斉藤さんと大同心ルンゼに行って来ました。
異常気象の影響で、まだ南沢もしっかり凍っておらず、
今シーズンの大同心大滝の記録も見当たりませんでしたが、
転戦も視野に入れつつ、少し冷え込んで来たので少し期待して向かいました。
美濃戸05:40~北沢~07:00赤岳鉱泉07:40~11:00大同心稜~北沢~13:40美濃戸
鉱泉手前から見える大滝は鉛筆のように細いものの、一応白い氷ができていました。
取り付きまでは数センチしかない雪の上についたトレースを辿り、
アイゼンを付けていなかったのでF1は適当に巻いて大滝へ。
上部垂直部の氷は細いが登れなくはなさそう。
3人パーティーがトップロープで登っているところを良いタイミングで登らせてもらう。
2Pで登ることにして、ザックを背負って上部垂直部下のアンカーまで成瀬リード。
部分的に柔らかいところがあるものの比較的安定している様子。
岩に打たれたハンガーに支点をつくりピッチを切る。
横から見る上部の氷はポロポロでいかにも脆そう。
それでも氷ごと崩れることはなさそうなのでザックを荷揚げすることにして空身で成瀬リード。
案の定ポロポロ。
スクリューを打てる所も限られてるものの氷が脆いのでこまめにプロテクションを取って少しずつ登る。
今回、いろいろとギアを新調したのですが、ハンドルタイプのアックスはやはりラク。
スクリューから何からいちいちお金のかかるアイスってやっぱりブルジョア的と思う。
無事に大滝を登りきり、自分のザックを荷揚げ。
フォローの斉藤さんはザックを背負って登ってきた。
目の前には日の当たった大同心。
その後、傾斜の緩い氷瀑をふたつ登って適当なところからトラバースして大同心稜に出て下降。
春のようなポカポカ陽気の青空の下、遠くの白嶺がとても美しい日曜日でした。
2015.12.21
岩佐です。
上手さんと、中山尾根を登ってきました。
美濃戸03:25~北沢~04:45赤岳鉱泉05:20~06:30中山尾根取り付き07:00~11:30登攀終了11:50~地蔵尾根~13:10行者小屋13:30~南沢~14:35美濃戸
北沢林道の雪の量は2週間前に大同心南稜を登りに来た時と殆ど変わらない。
赤岳鉱泉は2週間前より少ないくらい。とても12月とは思えません。
中山乗越からは中山尾根に続くトレースがあり、それを辿って取り付きまで。
雪が少ないのでズボズボ埋まることもなく、藪漕ぎもなくて、
アプローチはとても楽だった。
取り付き手前でハーネス、アイゼン、ガチャ類をつけ、丁度明るくなる頃に取り付きに到着。
アプローチでは雪は少なかったが、壁にはそれなりに雪がついており、
冬のアルパインの雰囲気はバッチリ!
結構立っている壁を見てちょっとビビりながらも、登攀開始。
下部岩壁
1P目(岩佐)30m:ヒロケン本の通り、右に一旦下がってから凹角を登る。
下部は岩がつるんとしていて、ホールド・スタンス共に甘め。
アンカーはハンガーボルト1つと残置ハーケン。
2P目(上手)30m:左側に回り込んで草付を登る。出だしがスラブで
ちょっと怖い。
この後はコンテで、本来ならば雪稜であろうはずの
岩と草付きの尾根を登り上部岩壁まで。
上部岩壁
1P目(岩佐)35m:急な凹角を登って中段まで行くと、そこからは
傾斜が強くかぶった岩。ハング下には支点が3つあり、
思い切って抜けられる。
2P目(上手)45m:岩と草付のところを登り、ピナクル下まで。
3P目(岩佐)40m弱:ピナクル正面を登り、最後は結構悪い
岩と草付を登って終了点まで。終了点にはボルト2本と
ハーケン1本あり。
最後はバンドからトラバースし、縦走路を辿って
地蔵尾根から行者小屋に降りた。
帰りは南沢を下ったが、夏道に雪が数センチ乗っかっているだけで
冬靴では歩きにくいことこの上ない。
こんなに雪の少ない南沢は初めてでした。
お天気に恵まれ、気持ちよく登ることができました。
上手さん、お疲れ様でした。ありがとうございました。
以上
2015.12.18
1皮です
岩佐さんと笠新道を途中まで登ってきました
新穂高9:00-15:00 2100mぐらい 17:00新穂高
西穂北西尾根に行く予定でしたが
新穂高周辺のあまりの雪の少なさに
北西尾根下部はブッシュだらけだろうと予想
今年は藪こぎ三昧の1年だったので
藪こぎはかなりうまくなりましたが
もうゲップが出そうだったので
今回はやめておこうということになり
笠新道から笠ヶ岳まで行くことに変更しました
夏道だったらそんなに雪はないだろう
歩き始めてみるとそんなことはなく
途中からワカンをはいたり外したり
木、金曜に大雨が降ったようで雪はグサグサ
意外に時間がかかり
2100mぐらいで飽きてきたので
もう帰ろうということになりました
抜戸南尾根と交差するところまで行けませんでした
2015.12.17
ミヤザキです。
12月9日、シーズン初アイスをやりに、ケンジさんとサンサホウ?サンジャホウ?…とにかく三叉峰ルンゼに行ってきました。
美濃戸7:20-8:40赤岳鉱泉9:00-F1取り付き10:00-15:00石尊稜上部-16:30石尊稜取り付き-赤岳鉱泉17:00-18:30美濃戸
アプローチは北沢から。暖冬の今年は全然雪がなく、アイスキャンディーもご覧の通り。山も黒々。
それでも赤岳鉱泉から上は雪道になり、石尊稜に入る分かれ道もピンクテープがあってわかりやすい。
北沢を詰めて右岸から合流する2本目の沢を入る…と間違えるという事前情報から支沢に入らず、石尊稜下部岩壁に向かって登ってから木が密集したところを過ぎてもろい岩場をトラバース&クライムダウン。
結局普通に2本目の沢を詰めてきたであろうトレースと合流した。
で、すぐにF1。低いのでフリーで。
で、すぐに核心のF2が見えた。
トポでは12mとなっているが、下部のバーチカルなところは7、8mくらい。
シーズン初アイスの最初のリードのピッチとしては、けっこう辛いなーと思いながら、ピックを新品に交換したクオークの感触を確かめる。
なんとかアックステンション休憩1回で落ちずに抜ける。
しかし、アイス3回目のケンジさんは大苦戦。なかなか上がってこない。
終始テンションかかりながら1時間くらいかけて上がってきたところで、名言が出た。
「ワタシ、山を始めて初めて『無理かも』と思いました」
たしかに、初アルパインの御在所前尾根のF2ダルマ(通称)もそうだったし、中尾根も左方カンテもチンネ左稜線も、涼しい顔して登っていたというケンジさん。
初めてのしんどい楽しい思いを味わってもらえて、誘った甲斐がありました。
しかし核心F2はまだ終わらなかった。
カラビナとスリングの回収に失敗して落としてしまったという。
「ワタシが行きます」と、ケンジさんがザックを置いて空身でロワーダウン。無事回収し、今度は滝の右岸の岩壁からトラバースして滝の中間に取り付くという。
しかしこれもうまくいかなかったようで(ビレイ点からは見えない)、テンションがかかる。
だったら滝の落ち口にランナーを一本残しておくべきだった。大事には至らなかったけど、これはアドバイスできなかったこちらのミス。
「氷を登りマース」という声が下から聞こえ、ほとんど引っ張り上げるような感じでようやく戻ってきた。
ここで2時間半近く費やしてしまったが、ケンジさんには良い練習になったようだ。その後はコツをつかんだのかサクサク登っていた。
F2から上は、凍ったナメの回廊から3~5mくらいの小滝の連続で、つるべで登ったのでケンジさんにもリードをしてもらう。
二俣を右に入って滝を一つ越え、さらにミックスクライミングでかぶったチョックストーンの脇を抜けたところで、横岳の稜線が見えるポイントに出た。
右には石尊稜へと上がるトレースがついているので、ここで三叉峰ルンゼのアイスは終了だろう。
石尊稜へと上がると、上部岩壁まであと100mといったところ。時間は15時くらい。上部岩壁抜ける時間はないなーと、計画変更して石尊稜を下ることに。
草付き雪壁のクライムダウンはなかなか難しかったが、木もたくさん生えているのでつかまりながら降りる。
下部岩壁を見下ろせる地点から懸垂下降25m×4回で石尊稜取り付きに。木が多くて結び目が引っかかりそうだったので、ロープ1本できざんだ。
赤岳鉱泉から先はヘッデン下山になったが、ヘッデンを忘れたケンジさんはスマホのライトで下山。かなり明るかった。
さらにミヤザキは持病の左膝痛が再発してしまい、美濃戸までの道のりがはてしなく長かった。翌日には人生で初めてMRIを撮った。
ともあれ、直後に暖気が入って裏同心ルンゼもかなり溶けたというから、三叉峰ルンゼを快適に登れるタイミングとしてはベストだったようだ。
時期は限られるが、かなり楽しいルートなのは間違いない。激オススメ。
2015.12.07
早戸です。
鵜飼君と中央アルプス南部の縦走に行ってきました。
【行動時間】
1日目 伊那川ダム6:30~うさぎ平~木曽殿山荘14:00~空木岳目指すも引き返す~15:00木曽殿山荘
2日目 木曽殿山荘6:00~空木岳8:00~南駒ヶ岳~越百山14:00~伊那川ダム17:15
駐車場からすでに踝ほどの積雪があり早々にラッセル開始。
でもまだ雪は軽いので大丈夫。
登山道に入ってからも同じ調子でそこまで酷いラッセルにはならないかなーなんて思っていたが
7合目から雪が増え、根雪も出てきたのでワカン装着。
ここから尾根の側面を歩くためか、多いところは膝~腿のラッセルになった。
1ℓの日本酒と今晩の鍋材料(肉多め)が肩に重くのしかかる。
鵜飼君も久々の山とあってかバテ気味。
もういい加減疲れたぞ、というところで木曽殿山荘に到着。
稜線は強風。急いで冬季小屋に逃げ込んだ。
しばし休憩し、作戦を立てる。
2日目のことを考えると出来ることなら駒峰ヒュッテまで行きたい。
相談の結果、行ってみてダメそうならすぐ戻ろうと強風のなかゴーグル・目出帽フル装備で出発。
結果15分程歩いたところで僕の太腿が攣りまくり、鵜飼君は手袋が湿っていたからか手が痛いというので小屋へ引き返した。
冬季小屋は快適そのもの。日本酒ビールにウイスキー。
塩豚鍋とシメのラーメンを平らげ、就寝。
外は夜通しゴウゴウと暴風が吹いていました。
2日目、朝になると昨晩の暴風は少し収まり、これなら行動できるだろうと出発。
晴天とまではいかないがまずまずの天気。
しかし稜線の雪質は最悪。表面だけクラストしたモナカ雪ラッセル。
クラストしてると思わせておいて落とし穴のようにズボッといく。
これにはもう悪態が止まらない。ああああああああ!もう!と叫ぶがまたハマる。
エビのしっぽが凄過ぎて読めませんが南駒ヶ岳です。
北アルプスや富士山の方まで見渡せました。景色は最高。
仙涯嶺あたりの通過はところどころ夏道がわからなくなっており、
岩場のルートファインディングが必要で、巻道が腰ラッセルだったり結構大変なところもありました。
さらにこの尾根、疲れた体に厳しいアップダウンが続き何度も泣きが入りました。
やっとの思いで越百山に到着。もうバテバテ。
先週1皮さんの撮った写真と比べると若干角度が下がったような。
越百山からの下山路は、なんとトレースバッチリ。
有難く使わせてもらい快適に下山。ほんと助かりました。
冬初めの足慣らしのつもりでしたが結構ハードな山行になってしまいました。
長い稜線歩きは天気次第で中々難しいですがなんとか縦走できてラッキーだったと思います。
2015.12.07
森です。しょーこねえと一緒に恵那山の神坂ルートへ行ってきました。
6:oo勝川~8:50神坂峠P~9:10神坂峠登山口~10:10鳥越峠~11:00大判山~12:20天狗ナギ~13:00 1840m地点より折り返し~14:00大判山~15:00鳥越峠~14:20神坂峠P
今回はボッカトレーニングのため、ホームセンターで買ったセメントの砂10kg×2をザックに入れました。サービスなのか、1袋10kgの砂のはずが、少し余分に入っいるよう。嬉しくないサービス。。。アイゼンとウェアー類を入れただけなのにザックは25kgになってしまった…(;´Д`)
中津川ICで下りるはずが、間違えて園原ICで下りてしまう。それなら広河原から登るのが近いけれど、今日はトレーニングだからって事で、中津川ICへ戻る。だいぶ時間をロスしてしまいました(-_-;)
神坂峠までの林道は強清水あたりから道路に雪があり、朝は凍結しています。スタッドレスタイヤでないと危ないです。
神坂峠登山口からボッカトレ開始。天気が良く、景色もいい♪追分登山口からしか登ったことのない私は、恵那山にもこんなに景色がいい場所があるんだと感激。
久々の山にゴキゲンのしょーこねえ
景色サイコー♪
大判山で大休止。成瀬さんデザインの千種30周年記念の手ぬぐい。
神坂ルートは長くてアップダウンがあって、トレーニングにはいいルートですが、25kg・・・重いよぉ。。(T_T)
13:00に1840mの地点で折り返す事に。頂上へは行けず。帰りもアップダウンがあって楽じゃない(*_*)しんどかった。
15時前に鳥越峠に到着。追分登山口から登っていれば、鳥越峠から下りのみの20分で下山できる。神坂峠へは急登の登り返しで、登山口までおよそ1時間。確かに神坂峠から景色はキレイで良かったけれど、もう満足。次からは絶対に追分登山口から登ろうと決めました((+_+))
頂上まで行けなかったけれど、25kgで7時間くらい歩いて、アップダウンもあって、いいトレーニングになったと思います。 は~、キツかった。