早戸です。
鵜飼君と中央アルプス南部の縦走に行ってきました。
【行動時間】
1日目 伊那川ダム6:30~うさぎ平~木曽殿山荘14:00~空木岳目指すも引き返す~15:00木曽殿山荘
2日目 木曽殿山荘6:00~空木岳8:00~南駒ヶ岳~越百山14:00~伊那川ダム17:15
駐車場からすでに踝ほどの積雪があり早々にラッセル開始。
でもまだ雪は軽いので大丈夫。
登山道に入ってからも同じ調子でそこまで酷いラッセルにはならないかなーなんて思っていたが
7合目から雪が増え、根雪も出てきたのでワカン装着。
ここから尾根の側面を歩くためか、多いところは膝~腿のラッセルになった。
1ℓの日本酒と今晩の鍋材料(肉多め)が肩に重くのしかかる。
鵜飼君も久々の山とあってかバテ気味。
もういい加減疲れたぞ、というところで木曽殿山荘に到着。
稜線は強風。急いで冬季小屋に逃げ込んだ。
しばし休憩し、作戦を立てる。
2日目のことを考えると出来ることなら駒峰ヒュッテまで行きたい。
相談の結果、行ってみてダメそうならすぐ戻ろうと強風のなかゴーグル・目出帽フル装備で出発。
結果15分程歩いたところで僕の太腿が攣りまくり、鵜飼君は手袋が湿っていたからか手が痛いというので小屋へ引き返した。
冬季小屋は快適そのもの。日本酒ビールにウイスキー。
塩豚鍋とシメのラーメンを平らげ、就寝。
外は夜通しゴウゴウと暴風が吹いていました。
2日目、朝になると昨晩の暴風は少し収まり、これなら行動できるだろうと出発。
晴天とまではいかないがまずまずの天気。
しかし稜線の雪質は最悪。表面だけクラストしたモナカ雪ラッセル。
クラストしてると思わせておいて落とし穴のようにズボッといく。
これにはもう悪態が止まらない。ああああああああ!もう!と叫ぶがまたハマる。
エビのしっぽが凄過ぎて読めませんが南駒ヶ岳です。
北アルプスや富士山の方まで見渡せました。景色は最高。
仙涯嶺あたりの通過はところどころ夏道がわからなくなっており、
岩場のルートファインディングが必要で、巻道が腰ラッセルだったり結構大変なところもありました。
さらにこの尾根、疲れた体に厳しいアップダウンが続き何度も泣きが入りました。
やっとの思いで越百山に到着。もうバテバテ。
先週1皮さんの撮った写真と比べると若干角度が下がったような。
越百山からの下山路は、なんとトレースバッチリ。
有難く使わせてもらい快適に下山。ほんと助かりました。
冬初めの足慣らしのつもりでしたが結構ハードな山行になってしまいました。
長い稜線歩きは天気次第で中々難しいですがなんとか縦走できてラッキーだったと思います。