こんにちは
11月20日、21日と曽我さんと共に、木曽側の伊奈川渓谷からピストンで、空木岳に行ってきましたので、ご報告致します。
【行程】
11/20(木)
伊奈川ダム登山口5:00~〈林道〉~金沢土場(4合目)6:25~〈林道〉~うさぎ平(5合目)6:55~吊橋(6合目)8:00~見晴台11:35~木曽殿越12:40
11/21(金)
木曽殿越5:40~7:40空木岳8:05~9:05木曽殿越9:30~見晴台10:05~七合目11:05~うさぎ平12:30~〈林道〉~伊奈川ダム登山口14:25
今回は、雪山順応を目的に、ガチの冬山装備でかためて、準備。
まず、11月19日、夜8時に、鶴舞駅で、合流。
10時半を回った頃、伊奈川ダム登山口に到着し、一杯引っかけた後、広々とした寝室で寝る。
11月20日朝4時起床。5時出発。
暗い中、林道を歩くこと約2時間。寝ぼけていたのか、よく覚えていない。
明るくなった頃だろうか、ようやく登山道に突入(うさぎ平より)。
ぼちぼち雪もあるが、滑ることはなく、サラサラの雪である。先週辺りの寒気が入り、降雪後、誰も入っていないようである。
淡々と歩いていく。左に巻いて登ってみたり、右に巻いて登ってみたり、更に、下ってみたりと、道は悪くないが、獣道のようである。
この日は、風は特になく、寒さも特にないが、雲天であるし、眺望もない。
汗をかかないよう、ゆっくりめのペースで進み、ベースに着ているウールのTシャツと、R2で少々湿るぐらいで調度よい。
12時半を回った頃、木曽殿越の山小屋が見えてきた。
稜線上は、荒れている。
木曽殿越に到着すると、とたんに気温が10度は下がったような具合である。
寒い。
冬期小屋に入ってみるも、寒い。
如何しましょうと、検討するも、結論は早かった。
予定通り、今日はここまでに。
そもそも、今回の予定は、一日目、伊奈川ダムから木曽殿越まで、二日目に木曽殿越から空木岳、越百山を経て伊奈川ダムへ下る予定である。
あまりに早く、着いたので、空木まで行ってしまおうと考えた訳です。
さて、行動も終了となると、飲みたいばっかりである。
先の前穂のことから、是非飲ませたいと、曽我さんは思ってくれていたようであった。
ありがたいです。
さっそく、準備もままならない中、飲み始めさせていただきました。
米焼酎のお湯割である。ポットにお湯があるので、すぐに割ってほっかほっかです。
ですが、、なかなか酔いませんねぇ。寒いですから。
どんどん割、割。雪を溶かし、飲料水を作る中で、十分に飲んでしまいました。
冬期小屋の中は、そのままでは寒いので、持ってきたテントを軽く縮め、設置。
作業も終わったところで、テントイン。
さすが、テント♪最高ですな。
さて、ここから私の出番の晩ご飯です。
今回は、雑煮をテーマとした。名古屋風雑煮の餅と小松菜(もち菜)では、タンパク源が足りない感なので、
かまぼこ、宮崎地鶏炭火焼きを用意。さらに、大根、にんじん、ひじき入りの五島三菜なる乾燥野菜も用意。
だし、野菜で味付けをするが、なかなか良い味は出ない。醤油、塩を加えても、まだまだ。
思い切って、鶏を加えると、良い具合です。ごちゃごちゃの味ではありますが。。
さらに、味付玉子も入れ、十分な料理となったようである。
これだけあると、パック餅も各2個で十分な量であった。
わたしの山飯の素材調達先である、明治屋と成城石井のうち、名古屋の明治屋がデパート内の小規模店舗のみとなり、
頼るは成城石井のみとなっていた。
じっくりと、店舗をまわることにより、いろいろと工夫できそうであるが、明治屋の大型店の展開を待ち望まれる。
曽我さんは、岩佐さんの料理を大絶賛しておられた。
食事中、他の方の賛辞を聞くと、自分の料理はだめかと思うが、「旨かった」と言ってもらえたので、まあいいのである。
食事も16時半頃には、終わり、外に行くと、雲も抜け、夕焼けをいただけた。
そして、17時には、床についた。
冬期小屋かつテントは、十分な睡眠を得られた。
11月21日(金)、4時起床の上、朝食を夕食並に採った後の明るくなったころ、アイゼン、ピッケル装備の上、荷物も越百山へ目指すことで、背負っていった。
10分も歩いた頃、こんな雪の状態では、アイゼンはいりませんねと、しまう。締まりがないのである。
快適な天候の中、岩場の多い稜線を丁寧に進み、
7時半を過ぎた頃、山頂到着。
本日は晴天なりで、360度の大展望であった。
さっそく、曽我さんは、予定する越百方面を見に行くが、ラッセルが多いし、時間的に難しいだろうと。
快適な山頂で、至福の一服、一服と過ごし、元来た道を下ることとしました。
そして、
御嶽山に合掌し、下山しました。
冬靴での6キロもの林道歩きは、閉口しましたが、
親子程の年の差の山行は、様々多くを学ぶことができました。
曽我さん、ありがとうございました。楽しかったです。
曽我さんの行く先に、ずっとうさぎのトレースがあったのは、なんとも不思議なものでした。
ハラダより