1皮です
雨飾山に行ってきました
夏道を行く予定でしたが、誤って手前の尾根の南稜に入ってしまい
そのまま頂上まで行きました
6:15雨飾荘(長野県小谷村)-7:00林道終点-9:50頂上10:10-12:00雨飾荘
雨飾荘に着くと、その先は林道に残雪が多く通行止めになっている
登山口の雨飾高原キャンプ場まで3.5キロ。付いてないと思いながら歩き出した
キャンプ場の施設は半分ぐらい雪に埋もれている
踏み跡は時々見つかるが、すぐに見失い、地形図を手放せない
大海川の河原をしばらく行き、2つめぐらいの尾根に取り付く
傾斜が緩くなると、ややトラバース気味に進む
疎林を抜け、広大な斜面が見渡せるところから、すぐ右手の尾根を目指す
アイゼンを付け、最後は胸をつく急登。そのまま藪に突入する
「夏道なのに、藪があるのか、この山は」と思いながら登る
まもなく藪を抜け、高さ数十mはありそうなまん丸いピークを直登
肩で息をしながらピーク上に立つと、藪のやせ尾根の先に、頂上の双耳峰が見えた
右手の下の方に目をやると、夏道が通ってそうな尾根が見えた
「あれっ、道を間違えた」
今頃気づいた
やせ尾根の露岩にはアイゼンの傷が付いている
だれか登った人がいることが分かり
戻るのも面倒くさいので、そのまま行けるところまで行くことにする
やせ尾根の登り下りを繰り返すが、右斜面に足を出すときは慎重にする
右側の側壁は100m以上の高さがありそうだから
やがて双耳峰の下に付いた
高さは50~60mぐらいだろうか
上部から芯の出た2本の古いフィックスロープが垂れている
下部は傾斜が緩く、中盤でややきつくなり
左の崩壊ルンゼを渡って、上部の岩が積み重なった部分に出るのが登れそうなルートだ
ハーネスもロープもヘルメットもないが、そのまま登ることにした
草付きにアイゼンの先を突き立てながら、マントルを返すムーブが続く
途中、しっかりはまった残置ハーケンが2本あった
岩の難しさは2~3級ぐらい
足を動かす時に、うっと息が止まりそうになるポイントは2カ所ぐらい
行くときはロープ持参をおすすめします
双耳峰の間のコルから、左手の岩を登り、ちょっとした藪を越すと頂上
そのころから時々小雨がぱらつきだした
眼下の高原上の夏道を経由し、駐車場まで下山
新緑の真ん中にある雨飾荘の露天風呂を堪能してから帰りました