ミヤザキです。
前の週に日置、F田パーティーが楽しそうに登っていたのでうらやましくなって、急遽、宝剣岳中央稜に行ってきました。
メンバーはラッセルとしょーこ姉さん。
GW中とあって菅の台バスセンターは始発1時間前から行列ができはじめたものの、すんなり乗車。
ロープウェーで眼下に日暮の滝を確認し、冬に行こうとか話ながら2600mまで。
降りたら目の前に宝剣岳がドーン!
近っ!
8時千畳敷-9時取り付き-13時山頂-14時半千畳敷
ど真ん中の雪の切れ目の小壁から取り付いたが、本当は右側の草付きかららしい。
1p:ラッセル
出だしの悪いところを豪快なムーブで乗り越え、ビレイヤーのしょーこ姉さんを冷や冷やさせる。
豪快なムーブ
冷や冷やしながらも器用におにぎりをたべる姉さん
その後は泥を落としながら草付きを登り、雪解け水流れる凹角を登り、灌木を終了点に。
ロープの流れが悪いのか、繰り上げがうまくいかない模様。要練習やね。
2p:ねえさん
左側のスカイライン近くに出て、お助けスリングがたくさんかかったA1ゾーンをフリーで突破しようとひとしきりトライするも、アブミ使用に踏み切る。
さすがの経験値で危なげない人工登攀…しているのだろう。よく見えないけど。
その後もなかなかスタティックなクライミングを要求するおもしろいピッチでした。
3p:ミヤザキ
オケラクラックをやりたかったのでこのピッチを志願。
しかし出だしの小壁がくせ者だった。スタンスがないので、アックスでフッキングできるところを探していたら、足場にしていた雪が崩壊。
「こっちの外側から行ったらⅢ級くらいだよ」というねえさんの甘い誘いに乗って、右外側にルート変更。
「右から抜けたら?」「そっすね!」
どっこい、超バランシーな体重移動で身体を宙に露出させていく難ムーブのトラバース。
「Ⅲ級どころか露出感あってめちゃ怖いやんけ!」と後悔しつつ、ねえさんに繋がっているロープをこっちのルートにクリップしておいた。
オケラクラックはアイゼン付いてる足は入らないけど、ハンドがバチ効いて気持ちに余裕があるので立ち込める。
ノースのアセントグローブはジャミングが非常にやりやすい。
カム#2、3を計3つくらい使った。
スカイラインを気持ちよく上る3p目
あとは雪稜のところまで簡単なフェースをほぼ50mいっぱいのばし、雪を掘ってハイマツの幹を探して終了点とする。
最後は30mくらいの雪稜
ナイフリッジを超えて山頂到着。
山頂ダイレクトルートなので、かなり気持ちいい終わり方になる。
ダブルアックスで乗越浄土側の雪壁をクライムダウンし、安定したところで大休憩した。
中央稜を真横から
下山後は、こまくさの湯で温泉に入って、明治亭でソースカツ丼を食べて、春日井の女子日山荘を冷やかして帰名。
朝4時発で、まっすぐ帰れば18時には帰宅できるという、3000m級のアルパインなのになんともお手軽なルート。
翌日に疲れも残らず、忙しいクライマーにはもってこいでした。
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