こんにちは ハラダです。
9/27-28に前穂・北尾根に、友人と行ってきましたので、
報告いたします。
【記録】
□9月27日(土)
上高地8:20~10:20横尾(徳沢園にて大休憩含む)~12:00本谷橋(20分ほどの休憩含み)~13:30涸沢ヒュッテ
□9月28日(日)
起床3:00-涸沢ヒュッテ4:00~5:25Ⅴ・Ⅵのコル5:45~7:15Ⅲ峰取り付き7:30~9:30前穂頂上11:20~13:10岳沢13:40~15:00上高地
今回は、温めていた計画がひょんな事から、決まった。
常々、北尾根いきたいな~って、つぶやいていたものの、千種のメンバーにはいつでもいけるよって、流され~流され~
ふと、友人とどっかいこうって話から、北尾根と提案すると、いいですね~ときた!
お互い、山岳会に入っているものの、自立した本チャン山行は、初。(更に私は、本チャンさえも初・・)
さて
今回の行ったルートを分かり易く、
てなルートを辿り、行った訳です。
今回の旅路は、9月26日金から始まった。
名駅で友人と22時に合流し、沢渡まで移動し、一杯飲んで、車で寝た。
その一杯飲んでいるときには、予習である。
予習とは、ヤマケイから出ている、DVDを友人が持参してくれて、これを鑑賞。
先生は、谷口K先生。
そんな具合に寝た。
9月27日、私たちは、涸沢までの予定なので、ゆっくりめの7時に起床。
ここで、大切なミーティングである。
数々のギア、ロープを持参してきているのものの、ここで、昨夜の予習から、省力化を図るべく、整理である。
その結果、9mmのダブルロープ1本、カム一式、ナッツ一式、スリング4、ヌンチャク5と、絞っていき、ロープ担当と、ギア類担当と分散して、担いでいった。
そして、乗り合いのタクシーで上高地へ。
で、徳沢園、横尾、本谷橋で時間稼ぎをしつつ、涸沢ヒュッテに13時半に到着。
紅葉の涸沢は、初めての経験である。
なるほど、これは山が笑っているとはこういう事をいうのですね、なるほど、なるほど。
さて、山小屋フリークとしては、一度涸沢ヒュッテには泊まってみたかった。
常々、通過、テントを利用していまい、なかなか泊まる機会がない。
そして、今回は、ともかく北尾根に行きたかったので、軽量化、精力分散を図るべく、小屋泊に。
当初の電話予約の時点では、混雑が予想されるので、
1つの布団に、3人でお願いしてますって、話であったが、
当日の受付では、2人でお願いしますって(だいぶいい)、
さらに、結果としては、1人で寝れた(そんなに混まなかったのだ)。
寝ることには、良かったが、ビアガーデンのおでんが生煮えで、あんまりであった。
13時半に到着した我々は、ビールを飲んだり、寝たり、ご飯食べたり、寝たり、ビール飲んだり、寝たりを過ごし、十分な睡眠を得、3時に起床。
9月28日
4時、ヘッデンを点け、ぼちぼちとⅤ・Ⅵのコルへ。
道は、悪くなく、始めにほんの少し雪があったくらいで、アイゼンは不要。
5時半頃、Ⅴ・Ⅵのコル到着。
ちょうど、日の出の頃であった。
Ⅴ峰、Ⅳ峰とルートを間違えないよう、丁寧に歩いていった。
Ⅲ峰では、ロープを出し、1P目、友人がのぼっていくと、
「はらださ~ん」って、ビレイしている私を呼ぶ声が!
「お~!!いわささん!」
先に行ってしまっているだろうと思っていたところに、Ⅳ峰東壁(松高ルート)をこなした岩佐さん登場である。
こんな広い北アルプスの中で出会えるなんて♪
こんなところまで、私のビレイを視てくれるなんて、なんて千種は暖かいんだとも♪
「頂上で待っててくださ~い」、「了解で~す」ってⅣ峰とⅢ峰で会話をし、
私ものぼっていった。
2P目、いよいよ私のリードである。
ふむふむ支点だらけやないですか、そして、リードする必要あるのかなって、
思いながら、大事に支点を取り、壁の前できる。
あまりに支点を取りすぎたせいで、流れが悪い、重い。
リードをしたはしたはでやること、考えることが一杯ですね。
3Pロープを出したところで、ロープをしまい、Ⅱ峰である。
Ⅱ峰、いけますねって、歩いていく。
最後のクライムダウンでは、ロープを出し、懸垂をし、終了。
そして、9時半、頂上へ到着。
この日は、360度視界良好。
そして、岩佐さんたちをまっていると、
Ⅱ峰に
10時45分、岩佐さんたちも頂上へ到着。
その後、皆で、重太郎新道を経て、上高地へ下った。
この度の山行は、メンバーとともに、天候にも恵まれた良い山行ができたことは何よりでした。
そして、千種での活動なくして、北尾根をいくことが出来なかったことは確かなことで、
よりよく学び、考え、知ろうと思うばかりです。
「Ⅳ峰とⅢ峰で会話」って、なんだかスケールが大きくていいですね。