岩佐です。
1皮さんと日帰りで絵馬小屋谷に行ってきました。
結構期待していた沢だったのですが、ハイライトの行合と五ヶ所滝ゴルジュを除けば
ちょっと平凡で沢の美しさも今一つ。少々期待外れとなりました。
林道終点 06:10 ~ 13:30 稜線 ~ 14:30 1226mピーク ~ 15:30 林道終点
入渓地点は林道終点の目の前。前週の白川又川と比べると水温は高く、
早朝でも快適。自然林の緑が美しく、なかなか気持ち良い。
つるつる滑る岩に注意しながら進んでいくと、次第に両岸の壁が迫ってきて、
今にも両岸がくっきそうな行合のゴルジュが現れた。
見た目は迫力があるが、ゴーロ帯なので普通に歩いて通過できる。
その後小さな滝をいくつか越えながら先に進むと、五ヶ所滝ゴルジュ入口に到着。
ゴルジュ入口に落ちる滝は直登できないため、右岸か左岸から巻くことになるが、
この滝の上にあるウォータースライドのような滝を見るためには右岸から
巻かなければならない。ただ、トポによると高巻きは1時間近くかかるとあるため、
ゴルジュ入口の左側のクラックを登る。
早速ロープを出し、ここを登るために用意したクライミングシューズに履き替えて、
1皮さんがクラック下に泳いで渡る。カムをきめながら登り、1本目の滝の上に
上がる。続いて私。岩はガバがあるのだが、ザックがたっぷり水を含んで重く、
水から這い上がって体を上げるのに結構な力がいる。
クラックも、手が濡れているのでちょっと微妙だが、
ここはセカンドなので思い切っていける。
確保してもらっている場所に着くと、S字状のウォータースライドのような
滝が目の前に。長い年月をかけて削られた岩の形状と、勢いよく流れ落ちる
水の美しさは一見の価値ありだ。
この滝は登れないので右岸から巻き、S字形の廊下に降り立つ。
ここからウォータースライドの滝の上部を見下ろすことができるが、
いやはや何とも素晴らしい眺めだ。
この後はナメや小さな滝とゴーロ歩き。
3段18mの滝は、滝の右にある残置カムのあるクラックを5mほど直上し、
そこから草付を右岸にトラバース。クラックの直ぐ上の草付から
木に上がるところが悪く、リードの1皮さんは大変だったと思う。
石谷滝は左岸ルンゼから高巻き。最後のナメ40mは直登できて楽しい。
40mナメを登ると沢は涸れ、白倉山目指して詰めていくが、
少々西に行きすぎてしまったようで、山頂手前の稜線に出た。
手前とは言いながらも白倉山からはちょっと離れているように見えるし
とにかく暑い!ということで白倉山はパス。
ウェットスーツを脱ぎ捨て、ヒルに吸血されない様に
靴下にズボンの裾を入れたおっさんスタイルで1226mピークを目指す。
ピークまでは赤・青・黄・ピンクと色とりどりのテープがあるが、
肝心な場所でテープがなかったりして、少しわかりにくい場所もある。
1226mピークから林道終点に向かう尾根は、最初がちょっとわかりにくいため
地図とコンパスでしっかり確認すること。一旦尾根がわかれば
そこからは「これでもか!」というほどのテープがあり、
迷うことはない。
今回は地面がしっかり乾いていたためか、ヒルの被害は無し。
ただ、しつこいアブには閉口しました。
虫除け必携です。
以上