吉川Kです。
ブログをサボっていました。昨年末のことになりますが、バックカントリーの報告をします。
裏鵯、裏天狗、若栗
という山スキーヤーとしては白馬の「ゴールデンルート」を泊まりで行ってきました。
メンバー:吉川 酒井(元千種会員)
7:30ごろ、白馬乗鞍温泉スキー場に集合。翌日の下山地がここになるので、私の車を置いて、酒井さんの車でスタート地点となる栂池高原スキー場へ。
準備をしていると、急に顔色を変え、考え出した酒井さん。
どうやらテントポールを忘れた模様。
雪の量が心配でしたが、まぁ雪洞ほりゃええやんということで少し軽くなったザックで出発。
ここのところ1シーズンに1回は必ず雪洞掘って寝てます。笑
9:00ごろゲレンデトップ
まずは裏鵯と呼ばれるエリア
栂池ロープウェイの北側にある「鵯峰」から北面の部分をバックカントラー達はそう呼びます。
やや重めのパウダー
サクッと滑り降りて、まずは幕営、、ではなく、雪洞適地を探します。
やはり雪が不十分で、少し掘るとすぐに笹が出てきてしまいました。
2時間ほどかけてひとまず寝られる場所は確保。
※周りに散らばっている笹は、掘って出てきたものを切ったものです。
こんな感じだっので笹ベッドの上で寝られました。
さて、まだ遊ぶ時間はあるので、雪洞に荷物を置き、裏天狗方面へ。
天狗原の東面一体をバックカントラー達はそう呼びます。
※2023.01.29 に外国人を巻き込んだ雪崩事故があった場所です。
先程滑った裏鵯を登り返し、再び鵯尾根へ。尾根をたどり、天狗原の東端までハイク。
白馬乗鞍の大斜面が見えました。
裏天狗を順に滑走。
雪はそこそこいい感じ。
滑れる斜面は2面ほどあるので、もう1面は明日の午前にとっておくことに。
雪洞に戻り、鍋食って就寝。
夜から朝にかけてまとまった降雪があり、雪洞の穴を塞いだツエルトにしっかり雪の重みがかかり、朝の小便に出るのに一苦労。
朝飯食って、準備を整えて、昨日に続く裏天狗おかわりをしに、また裏鵯を登り返そうとするものの、2人揃ってシールの効きが悪い。
夜の間スキーにシールをつけたままにしておいたのが良くなかったようです。
シールのグルー面にしっかり雪が付着し、粘着しなくなってしまっていました。
やはり寝る時はシールと一緒に寝た方がよい。と学びました。
雪洞に戻り、ストーブでシールの雪を溶かすと、30分ほどで粘着が戻りました。
時間に余裕はあったものの、新しい降雪も多く、未だ強目に降っているので、裏天狗おかわりは諦め、全装備で若栗へ行くことに。
ルートを確認しながら200mほど高度を落とします。
やや重パウダー&シーズン初BCに体がついていかず、何度か転びました。
加えて、全装なので、起き上がるのに一苦労。
山スキーは爽快ヒャッホーイメージかもしれませんが、ほとんどの時間は結構修行です。
1500m地点から「若栗の頭」目指して登り返し、約90分。
さて、この「若栗の頭」1598m
裏鵯方面から継続するゴールデンルートとして、また、悪天やアルパインエリアのリスクが高い日でも楽しめる点から、バックカントラー達の素晴らしきフィールドとなっておりますが、
今シーズンから、白馬乗鞍温泉スキー場から、ここ若栗の頭までリフトがかかり、稼働するとのこと。
つまり、限られた山スキーヤーだけでなく、多くの人が汗をかかずして来られてしまうようになるのです。。。
(スキー場で入山届を出し、腕章をもらった人だけが入れるようになるとか)
おそらく、若栗のパウダーを楽しめるのは、リフトが動き出していない今のうち??
そんな思いで、
噛み締めるように滑ろうと、滑走準備。
雪は悪くないものの、積雪が不十分で、まだ藪が多く、滑りづらい。
おまけに沢が埋まり切っておらず、快適ヒャッホーとはならず。
うむ、、、
これはもう少し降ってからリベンジに来ないとなー
それまで、新設リフトが動き出さないことを祈るばかりです。
(リフトは完成したけど、ルール作りを協議中とかなんとかで、2023年2月現在、まだ動いてない様子?)
途中からはお隣のコルチナスキー場からのサイドカントリールートと合流。そこからはもうギッタギタでした。
バックカントラー定番のスリット堰堤を抜け、白馬乗鞍温泉スキー場へ。
無事下山。こちらにデポした私の車で、栂池高原スキー場まで戻ろうとするも、、、
車の鍵を酒井さんの車@栂池高原スキー場に忘れたことが発覚。
結局、お互いにやらかしがあったのでトントンですね笑
以上