愛知県名古屋市の山岳会・千種アルパインクラブではアルパインクライミングを中心とした様々な山岳活動を行っています

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2018.06.30

こんにちは 
はらだです 

薬師岳行ってきました

薬師岳頂上2926m

6/24日 
6時 有峰林道 開通=7時 折立 〜11時 太郎平13時〜13時半 薬師峠 幕営
6/25月
6時 起床・・7時 薬師峠 発〜9時 薬師岳頂上〜11時 薬師峠〜12時 太郎平13時〜16時 折立

白山に友人と行く予定であったが、W杯があるとかでやめになった。
天気も良く、お寿司を食べたかったので、薬師岳にした。
6/24
林道入り口には、6時前に到着。数台すでに並んでいた。
崩壊箇所所々有り、信号があったりした。
折立到着後、ぼちぼちと準備をし、出発。
コースタイム5H30Mとはなかなかいい距離である。
ともかく登り続けの登山路であった。
本日は、薬師峠までの予定なので、ぼちぼちと行った。
日帰りの方々は、どんどんと行った。
11時に太郎平に到着。
なんだか眠いので、暫く昼寝をした。
気持ち良い。天気、気温、湿度と快適である。地上とは違う。
下山して来た方が、ドシドシとやって来た。
適当に昼寝後、峠にテントをはる。
さて、今回のテーマは登山と読書である。
一杯やりながら、読書を始めたが、テントの中は、以上に暑い。
気温を見ると、31度ある。
これはないと、外に出るが、日差しが強い。痛い。
日陰に入り、しのいだ。
峠の標高は、2294mである。
この標高で、この暑さは、今年の夏山は思いやられる。
6/25
日本代表のサッカーの試合が、夜中にあった。日本VSセネガル
早く寝て、ラジオででも聞く予定であったが、
昼寝のおかげで、遅くまで飲んでいたので、まったく知らずじまいに終わった。
7時頃出発。
まあまあ雪がある。
途中、薬師岳山荘を通過。やっているのか、人がいる。
9時登頂。
北アルプスの真ん中って具合で、全部と言っていい程、北アルプス見えた。
澄んでいれば、日本海もくっきりと見えるのだろう。
11時、峠に到着し撤収。
峠から、太郎平までは、木道を歩いて行く具合である。
なにやら、ポコポコと変な音がする。
後ろを振り返ったり、ザックを動かすが、何もない。
ソールが剥がれていた。
平の小屋でボンドをお借りし、暫し接着まで待った。
お借りするだけでは申し訳ないので、飲み物を買って待った。
そのうち、数人のお姉様方が、写真を取ってくれと要求がある。
しかし、ボンドで手がボンドである。
スマホで、画面を触るようなので、ボンドで手がボンドといい、お断りした。
すると、皆さん、予備紐やらいろいろ出て来た。
気持ちだけ頂戴した。
乾くまで時間がかかったので、もう一本、飲料を買って飲んだ。
飲料も無くなり、乾いた頃に出発した。
しばらく行くと、どうもおかしい。
すぐにボンドの効果はなくなり、ソールが剥がれている。
左を見ると、左のソールも剥がれている。
両方のソール剥がれである。
下山は、つま先よりに降りるので、そのまま下った。

下山後、風呂に入ったり、食事をしたりして帰った。
東海北陸道は、五箇山から白鳥まで通行止であった。
片側2車線化の工事で、今年は、ちょくちょく通行止があるようである。

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2018.06.18

吉川Gです。
日曜の予定が空いたため、友人のWさんに声をかけて沢に行く事になりました。

場所は宇賀渓のホタガ谷でどうでしょうとのことだったので、近いので良しということで決定しました。

 

 

道すがら、山の方に目をやると濃い霧に包まれ妖しい雰囲気を醸し出していた。

ただでさえ暗い雰囲気のホタガ谷だが、曇天のおかげで出合いは魔界への入口のような様相を呈していた。
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ホタガ谷の中で核心は三つ。

一つ目は入渓してちょっと進むと現れる15m滝。

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左のルンゼ状をWさんリードで。カム等でプロテクションが取れないので、出だしにハーケンを打っていた。一番悪かったのは抜けの部分。技術的にはここがこの沢で一番厳しく感じた。Wさんは泥に体を押し付けるようにして登っていた。途中残置スリングが一箇所ある。

抜けた後の落ち口へ降りる場所が地味に怖く、結局立ち木で懸垂して降りた。降りたあと、ロープ回収の際にスタックしてしまい、仕方なくWさんがノープロで登り返し、そのままクライムダウンしてきた。
??
つまり懸垂などする必要はなかったのだ。

ゴルジュ内の小滝を数個超えると2段13m滝。これが二個目の核心で、僕がリード。

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1段目はぱっと見、絶望的な滝に見えるが、左に回り込むと登れそうな垂壁があった。下部はホールドが多く簡単だが、上部は細かい。ハーケンを打とうとリスを探すが、良いところが見つからず、結局気休め程度の浅打ちのハーケンを打って越えた。ムーブを起こせば簡単。2段目は滝の左側のボロ岩泥カンテをそのまま継続して登った。途中、泥棚に足をのせるとグニャリとたわむ感覚があり、直後に背後からドカドカと音が聞こえてきた。下を見るとwakiさんに複数の岩が降り注いでいた。当たらなくてよかった…最後は立ち木でビレイ。

この後はしばらくはあんまり面白くない渓相が続く。

再びゴルジュが現れ、小滝をいくつか超えると左から雫状の滝が落ちる二俣を右に進み、次の二俣を左に進む。

さらに数個の小滝を越えると、分れ滝30mと思われる滝が現れる。ここが最後の核心だ。

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我々の予想としては圧倒的な30mの滝があるのだと思い構えていたが、実際は形容するなら2段30m滝。1段目は緩いナメ滝。2段目は出だしが5mの垂直な滝で後は緩いナメ滝と言った感じ。

階段状の1段目を登り、その上でビレイ。ここもリードさせてもらった。垂直部分は出だしにカムをきめた以外はプロテクションがとれず少し迷ったが、水線の右をかすめつつ、落ち口は水線の真ん中を登った。怖いけどなんとかなる。帰ってから調べると右の壁を登った記録がほとんどだった。右壁も結構悪そうに見えたのだが。。

これが終わると、遡行はほぼ終了。ガスガスの笹原を詰めて、稜線へ。ちゃんと竜ヶ岳にも登った。

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下山は竜ヶ岳の南東に伸びる尾根道をトレランの如く走り下った。お陰で下山は1時間ちょっとで済んだ。

8:30宇賀渓-9:00入渓地点-13:00竜ヶ岳-14:30宇賀渓

2018.06.11

吉川Gです。

友人等と上岩井谷に行きました。

事前に遡遡行図などは見つけられませんでしたが、結果的には特に難しいところもなく、問題なく遡行できました。

 

国見岳スキー場に行く途中の尾西という集落へ上がる坂道を登ると白山神社という神社が現れるので、そこの脇の車道を上がる。終点まで行くとちょっとした広場があり左手に小さな橋がかかっているので、そのあたりから入渓。

 

すぐに堰堤が現れるので、それを超えるとでかい水溜りになっている。

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ここはなんか澱んでいて泳ぎたくないので適当に巻く。

 

あとはドンドン出てくるナメ滝を登るのみ!

泳いだり、ロープを出すような箇所は特に無く、ほとんどの滝が登れる。

岩もフリクションが良く登り易い岩質だった。

 

多分3時間弱で遡行は終わり特に藪漕ぎすることなく、稜線へ上がれた。

 

下降は一旦国見峠まで降りたあと、ひたすら車道を下る。多分1時間程。

 

 

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2018.06.10

こんにちは。今回は吉川Kです。

今年の冬はよく滑りました。

いつも山行中は「今回はブログ書こう」と思っているのですが、なかなか下山後パソコンを開くエネルギーが湧かずサボってしまい、なんだなんだで今回2回目の投稿です。

 

冬も春もそれなりにスキーを楽しんだので、そろそろアルパインをということで、千種OBとなったS井さんと奥穂南稜へ。

 

時間

5:20上高地-7:10南稜取付-11:10南稜の頭-11:20奥穂山頂-12:15ジャンダルム-13:30天狗のコル-16:30上高地

 

 

沢渡を4:45発のタクシーで上高地へ。他の2人組と相乗りし,安くすんだ。

上高地からは取付まで一生懸命歩く。

岳沢小屋の少し上からアイゼンをはき雪渓をつめて取付へ。

雪渓から南稜を眺める

雪渓から南稜を眺める

 

 

 

 

 

 

 

大滝の左側から中央ルンゼにのる。シュルンドは口を大きくあけている箇所もあったが、難なく取りつけた。

しばらく中央ルンゼをつめていく。昨日の雨か雪解けか、濡れた岩場を進むが、水が冷たく指先の感覚がなくなってきた。

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二か所ほど雪が出てきたがキックステップでぬける。

その後藪こぎをこなし、踏みあとをたどっていくとトリコニー1峰の基部に出る。

「らせんかいだん」とよばれているらしいチムニー

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内部を名の通りらせん状に登っていく。トリコニーの「虜に」なった。

1峰の途中で一度ロープセクション。フラットソールならいけたと思うが、僕は冬靴ということもあり、ワンムーブだけのためにロープを出す。

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その後ロープを出すことは一度もなかった。

2峰も終え、あとは急なガレを稜線にむけ歩く。寝不足だからか頭が痛くなってきて歩が遅々としてきた。

南稜の頭に出て、S井さんとハイタッチし、奥穂山頂へ。だれもいない山頂の展望はよかった。久々の穂高のアルパインルートからの登頂だったので爽快だった。

予定では吊尾根から下山の予定だったが、この時点で日没前に上高地到着はかなり明白だったので、ジャンダルム方面へ。

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ジャンダルムの登り

ジャンダルムの登り

 

 

 

 

 

 

 

天狗のコルまで縦走し、天狗沢を下降。天狗沢はまだまだ雪が豊富で、岳沢小屋の100mほど上部まであった。

グリセードや尻セードを交え、天狗のコルから岳沢までは一気に降りた。

天狗の頭をバックにかっこいい一枚

天狗の頭をバックにかっこいい一枚

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

岳沢でカップ麺を食べ上高地に下山。

やけに閑散とした上高地では結婚式が挙げられていました。

 

雪渓、岩稜、藪漕ぎ、登攀と、久々に「山登った感」がある山行でした。

もはや無雪期ですが、残雪期の南稜はもう少しシビアになるのかな?

 

冬が来るまでは、アルパインがんばります。

 

 

2018.06.07

中流域にある大きな滝 巻きもシビアでした

中流域にある大きな滝
巻きもシビアでした

 

 

 

台高マニアの1皮です

宮川ダム(三重県大台町)の奧にある焼山谷に行ってきました

1日だれにも会いませんでした

 

大和谷左岸駐車スペース(林道終点)7:10~9:10焼山谷9:20~14:10稜線14:40~15:20池木屋山(1396m)~18:40駐車スペース

 

ダムサイトから林道を車で30分ぐらい

駐車スペースは南北の急な斜面が狭まった深山幽谷にある

もちろん人影はない

 

ダム管理歩道をちょっと進み、鎖伝いに河原に降りたところから大和谷に入渓

巨岩を縫い、淵を泳ぎ、上流へ

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右岸の地池谷出合を過ぎて間もなく、右手に突然コンクリート壁が現れ驚いたP1080087_convert_20180606232821

そこを上流側へ回り込むと、左岸に焼山谷と思われる沢の出合があった

沢は出合から間もなく右折しており、20mぐらいの滝が落ちているのが見える

さらに上にダムでもあるのか? 谷は厳しいかも?と重苦しい雰囲気になる

ここまで2時間もかかってしまった

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焼山谷出合

 

ハーネスを付け、いざという時のためのカムも装着し準備

まだ冷たいシャワーを浴びて最初の小さな滝を越え

20mほどの滝を巻き気味に登る

滑りやすいスラブ壁で緊張する

滝の落ち口に来ると、その上も10m位の滝

これも巻き気味に行く

そこからナメと滝のゴルジュ、釜備えた滝が続く

泳いだり、へつったりしているうち、寒さで震えが来る

まだ6月初旬だもんね、当然か

 

大きく左に屈曲した所を進むと

20m以上ある滝と、右手に発電施設が出てきてぼう然

地形図には何も書いてないじゃないか

とぼやいて地形図をよく見てみると

「==」のような小さなマークを発見

これってダムなのね(T_T)

 

滝の落ち口はコンクリートで堰堤のように固められ

直径60センチぐらいの導水管が下に伸びている

堰堤のようなコンクリの上に下り立つと

深い釜を備えた5~6mぐらいの滝があった

その滝の横のスラブ壁を登ったが

誤って釜に落ちると取水口から発電機に巻き込まれ

一片の肉となって

川にうじゃうじゃいるオタマジャクシの糧となるのではと思わてきて

とても恐ろしかった

でも、何とかスラブ壁を登り切り、釜に落ちずに済んだ

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そこからも無数の滝が出てきて、無心で登り続けた

 

 

 

 

 

 

 

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沢の傾斜が緩くなり河原に出たら

右手の尾根から木材搬出用のモノレールの残骸が下りてきていた

リンドウのような花が咲き乱れ、巨木も

ほっと一息入れた

そこから大きな二俣を左へ左へと進み

谷が急になる最後の二俣で右に進んだが

水がなくなると壁が出てきたため

左手の尾根に乗り1300m地点ほどの稜線に出た

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

P1080106_convert_20180606235331P1080109_convert_20180606235411池木屋山まで行って少し戻り、南に伸びる尾根「焼山の尾」に向かう

主稜線から尾根に入るところに赤テープが巻かれているが

すぐにブッシュ

ホントにこの尾根でいいのか? これは登山道じゃないのか?

と不安になる

50mほど行くとブッシュ帯を抜け、わずかな踏み跡も出てきた

その後もブッシュ帯を何度も突き進んだが

右左を良く見ながら尾根筋を外さないように気をつけた

注意散漫に歩きやすいところを進むと、別の尾根に入ってしまうことがよくあるためだ

1229Pを越え、1062Pの右手を過ぎ、大和谷に向けた急な下りに入る

ここが恐ろしい道だった

崩れやすい急斜面に、滑りやすい葉っぱがたまっている

後ろ向きに四つん這いになって下りないといけない場所もあちこち

この斜面はアイゼンが必要です

踏み跡など見えず、たまにあるテープを追い、尾根筋を外さないようにするだけ

谷に下りた時には薄暗くなっていた

その後も六丁峠と呼ばれる場所への登り口が分からず右往左往

一般登山道のはずなのに難易度かなり高い

最後はモノレールが再び出てきて、それを縫うように降りていく

真っ暗になる前に車に到着できなかったら

ビバークも覚悟しないといけませんでした

2018.06.07

吉川Gです。

 

今年初めての沢登りは友人からの誘いで板取川の松谷洞に行きました。

メンバーは、ASCのWさんとHさんと僕。

 

ネット上の記録を見ると結構時間がかかっているものが多かったが、今回は運が良かったのか案外サクサクと進めた。

 

8:20 集落の奥の道の終点に車を停め、ちょっとだけ歩いて入渓。すぐに堰堤が現れ、巻く。

小さな滝を適当に超えていくと、10m斜瀑が現れる。これは右の壁を登る。わりと立っているが問題無し。

 

次に現れる大きな釜に落ちる12mの滝(下の写真一個目)は、釜を泳いで、滝身の左側を直登。これも難しくないが、一応ロープを出した。

 

途中のゴーロ帯で休憩中、ヤマメを見かけたが、ここは禁漁区であるので注意。

 

25mの大滝は登れるそうだが、今回は右から巻く。結構悪い。途中落ちたらタダでは済まなそうなところで落ちかけた。

 

幻想的な滝(下の写真二個目)を越えたあと、2段15m滝が現れる。これは登れそうだったので左側の壁を登ってみたが、途中で行き詰まり、Wさんがスリングを立木に投げて引っ掛けてそれを頼りに切り抜けた。お見事。

 

最後の20m滝は左側を簡単に登れた。

遡行はここで終了。13:00。

下降は杣道が崩壊しているという情報があったが、一応その道を使ってみた。

確かに情報通りの悪さで崩壊している箇所を超えるのになかなか難儀した。それでも藪漕ぎがあるわけではなく、トラロープなども張られていたのでまあなんとかなる。

終盤でかなりデカいヒルを発見。

生き物に造詣の深いWさんはヤスデや蛇の名前や特徴を教えてくれた。

15:00過ぎに下山完了。

 

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