1皮です。
小川山のクラシックマルチピッチ、ウスノロマンに岩佐さんと登ってきました
一部のRCCボルトがかなり痛んできており、墜落はNG(テンション、A0ぐらいはOK?)
アプローチが崩れやすくてイマイチ(特に下り)なこともあり
ボルトを打ち替えないと、このルートは朽ちていく運命にありそうです
取り付き9:30~14:30取り付きに戻る
テン場から林道沿いに南に進み、ビクターのある八幡沢を西に入る
ビクターにはもう10人以上のボルダラーがおり、真剣な表情で岩を観察していた(´。`)
沢をそのまま詰め、二俣から左へ。急斜面になるが、荒れ方もひどくなる
二俣から20~30分で取り付き到着
30mぐらいのすっきりとしたスラブだが表面が風化しているところも
【1P、5・10b、1皮】ホールドを求めて、左へ行ったり右に戻ったりしながら上がっていく。2本目のボルト手前のしわ(カンテ?)をレイバックでつかむところが核心か
【2P、5・10d、1皮】穴に2mぐらい下りてからスタート。小さなエイリアンで支点は取れる。1本目のボルトは軸とあごが曲がっており、墜落にはたぶん耐えられないでしょう。太くて甘いカンテ(クラックの端っこ)をつかんだレイバックを多用。中間のがばから右に行くムーブと、オフィズスから上部のスラブに移る1ポイントが核心。
【3P、5・9、1皮】上部に見えるコーナークラックにどこから行くか。正面にはペツルもあるが、右のアルパインチックの壁から登った。緩いチムニー、少しかぶったフィストクラックからテラス。
【4P、5・10a、1皮】上の方に左上クラックが見える。テラスの目の前にさびたRCCボルトが見えるが、それはパスして、右上に見える水平クラックからホールドがたくさんあるルンゼから、左上クラックへ。左上クラックは最初の2mぐらいが垂直で、ジャミングも効かせにくい。クラックが消える手前から右のフェースへ移る。核心は2本目のボルト辺りかな。
【5P、5・6、岩佐】バンドをトラバースしていくが、1ポイント足を動かすのが怖い。
【6P、5・10b、1皮】右の上の方にRCCボルトが2本見えるが、すぐ上にはペツルが4本ほど見える。「だれかが打ち替えたんだろ」とザゼンソウのような形の空洞がたくさんあるペツルの方に行くが、ボルダームーブで1手目から悪く、体が上がらない。おまけにボルトも遠く、ヌンチャクを架けるのが一苦労。2本目まで行き、「ここはちゃうで」ということで、傾斜が緩い右にトラバース。風化したスラブを登り頂上へ。屋根岩から烏帽子岩方面まで眺めが良く、気持ちが良い。下りはピナクルにかかっている残置スリングがボロボロに風化しているため、歩いて下りられないか探したが無理のよう。頂上へ戻って、長いスリングを1本提供し(T_T)、懸垂4回で取り付きに戻った。