愛知県名古屋市の山岳会・千種アルパインクラブではアルパインクライミングを中心とした様々な山岳活動を行っています

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2017.07.16

森です。友人と荒城川左俣へ行ってきました。

7/15 小牧~丹生川ダム前泊 7/16 前泊地~6:00林道ゲート~7:00二俣橋~左俣遡行~第一の滝~13:00第二の滝より引き返し~14:20二俣橋~16:20林道ゲート

丹生川ダム管理棟の横に快適な芝生の公園があり、そこにテントを張って前泊。キレイな管理棟で、トイレはあったけれど夜間はカギがかけられており、トイレは使用できなかった。

魚を釣りたい気持ちが逸り、林道ゲートから1時間ほどで二俣橋に到着。橋より左側の林道を進み、1つめか2つめの堰堤で入渓。しばらく遡行して早速釣りを始めるが、全然釣れず(”ω”)

最初に釣りを始めた堰堤(2つ目か3つ目)から再び林道へ上がるため、藪を漕いでいると、友人が「あ、ヘボ(クロスズメバチ)の巣がある。」と。次の瞬間右足の膝関節の裏側に激痛が走る。「痛!!!(ノД`)!」またハチに刺されました(”Д”)2番目に歩く人がいちばん蜂に刺されやすいんだとか。(*´Д`)遡行に支障がなさそうなので、蜂に刺された事は忘れて釣りを続ける。

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第一の滝に到着。右側の滝の左横のクラックを補助ロープを出してもらい登る。 釣りを続けも釣れず(*_ _)第二の滝の滝ツボでも釣れず((+_+))結局この日もボーズ。

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雨が降ってきたので、ここで引き返す事に。 二俣橋までちょこちょこ竿を出しながら下山。帰りはしょんぼりしていたせいか、二俣橋から林道ゲートまで2時間かけて帰ってきました(-_-;)

ちなみに、クロスズメバチ、大したことないな~と思っていたのですが、翌日からビックリするくらいに腫れてきて、気が狂うほどの痒みに襲われました(*´Д`)放っておけば治るだろうと思っていたのですが、あまりにひどいので病院に行き、ステロイド軟こうをもらって塗ったら一気に腫れが引き、楽になりました。薬ってやっぱすごいなあ。 蜂に刺されるのは2度目。二度目が一番アナフィラキシーショックを起こしやすいと言われているので、なんともなくて良かった~とホッとしてます。

みなさん、蜂には気を付けましょう。

2017.07.15

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1皮です

またまたまた1人で三重県松阪市の台高山脈に行ってきました

宮ノ谷のゴルジュを通って、左俣の水越谷から江股ノ頭西峰(約1250m)経由で宮ノ谷まで

宮ノ谷駐車場7:10~14:00江股ノ頭西峰14:30~17:30宮ノ谷駐車場

 

 

犬飛峡のゴルジュ。朝一番でここに飛び込むのは勇気がいる

犬飛峡のゴルジュ。朝一番でここに飛び込むのは勇気がいる

 

渡りきって一息。左岸には手がかりがちょくちょくあり、水流も強くなく、あまり苦しくない

渡りきって一息。左岸には手がかりがちょくちょくあり、水流も強くなく、あまり苦しくない

豪雨に遭ったら逃げ場はない

豪雨に遭ったら逃げ場はない

ゴルジュを抜けた次の滝がつるつるでやばいっす

ゴルジュを抜けた次の滝がつるつるでやばいっす

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2017.07.02

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1皮です

またまた一人で三重県松阪市の台高山脈の沢に行ってきました

木屋谷川の雨量観測地点の駐車場7:40~14:30国見山15:30~16:30桧塚奥峰~17:30駐車場

 

蓮ダムの木屋谷雨量観測点の巨大な駐車場(標高600m)に駐車し

木屋谷林道を数分歩いて、降りられそうな急斜面を下って入渓

コケの生えた滝、きれいな水

気持ちの良い谷だが

突然コンクリートの無粋な巨大堰堤が見えこの風景を台無しにした

右岸に魚道があり、ツルツル滑るコンクリートに注意して上がる

釜では積極的に泳いでスイミングの練習

710mと800mで2度、林道が上空を横切る

910mの二俣辺りから雨がポツポツ来た

ゴルジュっぽい谷筋なので、逃げ場がないため、早足で登って行く

突然、堰堤が出てきてギョッと思ったが、魚道を登れた

突然、堰堤が出てきてギョッと思ったが、魚道を登れた

こんな滝も適当に登る

こんな滝も適当に登る

800mで林道が上空を通り、おさらばする

800mで林道が上空を通り、おさらばする

三筋の美しい滝

三筋の美しい滝

両岸が立った釜。10mの泳ぎ

両岸が立った釜。10mの泳ぎ

ゴルジュっぽくなってきた

ゴルジュっぽくなってきた

 

10数mの直瀑は登れないため左岸を巻くが

斜面はゆるゆるがさがさのため恐ろしかった

小尾根から10mの懸垂で河原に戻る

後は難しい所はなく、登れる滝ばかり

この滝は登れず、巻いたがやばかった

この滝は登れず、巻いたがやばかった

こんな滝を気持ちよくすいすいと

こんな滝を気持ちよくすいすいと

 

水流がほとんどなくなった1180m辺りから

気持ちの良い疎林の斜面を登り稜線の踏み跡到達

急な踏み跡をたどると、四方八方からの蝉の鳴き声に包まれた国見山頂上だった

着替えて、試しに携帯電話を電源を入れてみると、会社から電話がかかってきた

あるトラブルの原因と解決についてやりとりして30分ロス

こんな奥深いところで電波が通じるとは思わなかったので驚いた

県境の山なので、たぶん奈良から電波が飛んでくるのだろう

つめは、適当に疎林の尾根を行った

つめは、適当に疎林の尾根を行った

携帯電話の電波が届く国見山頂上

携帯電話の電波が届く国見山頂上

去年に続いて2度目の桧塚奥峰。薄暗くなってきて、焦って降り続ける

去年に続いて2度目の桧塚奥峰。薄暗くなってきて、焦って降り続ける

時間が遅くなってしまったので

1323mの山荘(?)から木屋谷に通じる登山道(?)を降りることを検討

しかし建物の東側をいくら探しても

地形図に載っている登山道らしきものは分からない

時間は刻々と過ぎ、昼間でも道の分かりにくい台高で暗くなるのはやばいので

早々とあきらめ、明神平、穂高明神を経由して桧塚奥峰から降りることを選択

桧塚奥峰からの降り口は踏み跡がはっきりあって分かりやすかったが

途中から案の定ぐちゃぐちゃになり、植林地を強引に下降

植林作業林道などを通り、710mの橋付近に降りた

やっぱり台高は下降が核心かも(>_<)

 

2017.06.23

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1皮です

三重県松阪市の台高山脈にある宮ノ谷に行ってきました

水越谷との二俣まで、金属製遊歩道を含む登山道が主に左岸を通っていて興ざめですが

谷は素晴らしかったです

7:00林道終点~9:40高滝~13:30池木屋山~青空平~16:00林道終点

 

宮ノ谷登山道の駐車場から真下の急斜面を降り入渓

すぐに、30mぐらいの廊下のある立派なゴルジュに着く

まだ水が冷たく、泳ぎはパス

不安定な斜面を登り、次の滝と一緒に巻いた

あとは美しい滑や、登れる滝が続く

左岸の上の方を登山道が通っているとはいえ

ここをパスするのは惜しい。ぜひ遡行したい場所だ

522mの二俣で登山道が上空を横切る。そこを右へ

すぐにでかい高滝に着く

「滑落事故が起きてます」と書かれた標識があり

そこが巻き道だと分かる(>_<)

巻いて、河原に降りてしばらく行くとドッサリ滝

すだれ状で美しいです

あとは登れる滝ばかり

どんどん行って、右の尾根が近づいてくると傾斜がきつくなり

壁っぽくなった

グリグリを使った登り返し登攀をする準備はしてきたが

ロープを使うと時間がかかるので、巻くことができないか探ってみた

左岸の壁の下をトラバースしていき

小さなルンゼを数本過ぎたら稜線に上がれた

そこからすぐに頂上だった

台高では人に出会ったことがない

本当に静かな頂上でした

 

そこからは地形図には登山道が載ってないが、踏み跡はあった

頂上から踏み跡のある北北西の尾根を行き

1360mピークから北東尾根への踏み跡に入り

1222mの青空平を経由

756mピークの手前から植林帯になり

シカよけの二重網柵に「登山道は○×」と書いてあるが

消えかかっていて読めない

網をくぐってモノレールが出てきたら、それ沿いに降り

さらに網をくぐって適当に降りれば駐車場手前の林道に出た

今シーズン初泳ぎの釜。寒かったー

今シーズン初泳ぎの釜。寒かったー

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落ちそうで落ちない巨岩。数十トンはありそう。この下を通り奥の滝を登った

落ちそうで落ちない巨岩。数十トンはありそう。この下を通り奥の滝を登った

こんな所を見つけて登るのが楽しい

こんな所を見つけて登るのが楽しい

二俣を右に入り、まもなく高滝にぶつかる

二俣を右に入り、まもなく高滝にぶつかる

 

ドッサリ滝

ドッサリ滝

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池木屋山頂上。不思議な形の木が多い

池木屋山頂上。不思議な形の木が多い

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2017.06.23

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1皮です

三重県松阪市の台高山地北部にある布引谷をさまよってきました

空梅雨のため谷の水は少なく、巻き道等もカラカラでヒルは見かけませんでした

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8:00蓮ダム右岸の林道終点~11:00布引滝~13:20 1285mピーク~15:30スメール

堰堤巡視路をしばらく歩き、堰堤を2つ越えてすぐゴルジュ

本来なら泳いで滝に取り付くところだが、まだ寒すぎる

右岸をへつったが、滑りやすくて滝壺に落ちそうで怖かった

大きな滝を巻いたり、滑滝を登ったりして行くと、4段100mはありそうな大きな布引滝にぶち当たった

砕石が散らばっていて滑りやすい右岸の急斜面を巻いて行くと

踏み跡みたいなものがうっすら出てきて、上部では古い残置ロープもあって

危なげなく滝の上に達することができた

あとは歩いて行くと1260mピーク付近に出た

すぐ近くの1285mピークからは迷岳が見えた

1285mピークから見た迷岳

1285mピークから見た迷岳

迷岳から真っ直ぐ北北東に延びる尾根(登山道)を下り

930mピークから西に延びる尾根を下ろうとしたが

最初の斜面が崩れやすかったので断念。

大回りとなるがスメールに下山し、車道を30分歩いて車を取りに行った

 

2017.06.14

森です。酒井さんと一緒に沢登り、というか釣りに行ってきました。   6/14 2:00小牧~5:30林道ゲート~7:30右俣入渓~10:40滝~右俣下降~14:00林道ゲート   2時に小牧を出発。途中丹生川村のサークルKで日釣り券(1000円) を購入。キレイな丹生川ダムを通過し荒城川林道へ到着。 出発前、熊避けにバクチクを1発ぶっぱなし、ついでにロケット花火もぶっ放す。長い事林道を歩くと二俣に分かれており、右側には橋がある。こちらが右俣、左側が左俣になるよう。橋を渡り右俣へ。草ぼーぼーで、踏み跡も不明瞭だけど沢沿いに進む。しばらく進んだその先で何やら獣に「グルルル。」と鼻を鳴らされる。一瞬立ち止まるともう一回「グルルル」って!!(´゚д゚`)藪の奥の数メートル正面から聞こえる。やばい!熊だ!!(゚Д゚;)私の知ってるイノシシの声じゃない!(イノシシもやばいけど)走らず、そろそろと来た道を戻る。だいぶ離れたかな、ってところで、バクチクを使用。入渓したいのはもう少し先だけど、このまま進むと熊と鉢合わせてしまうので、ここで一旦入渓。静かに沢を遡上し、熊ポイントを通過。もう一度林道へ上がる。ここ、悪かった・・(*´Д`)酒井さん、肩が痛いからクライミングしないって言ったのに(ノД`)今日も結局アルパイン(>_<) 右側にピンクのミッテルがある所で入渓してみる。このポイントまでで出発から2時間。 水が冷たく、結構寒い。難しいところはなく、ぱしゃぱしゃと快適に遡上。

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魚が居そうなところで竿を出して釣りを始める。今回私は初めての渓流釣りで、意気込んできたが、一投目で早速1300円のルアーを無くす(T_T)この一日で4つのルアーを無くしました(ノД`)・゜・。痛い勉強代でした。魚は2回かかったけど、バラしてしまい、2回とも逃げられ。。。ボーズ(T_T)ううう。。

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酒井さんが釣ったイワナを刺身で頂く。美味しかった!!(^◇^)ワサビとしょうゆ、持ってきてよかった~。

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奥に滝がありました。ギボシ(ウルイ)が群生していました。滝も登れるそうですが、今日はクライミングはしないのでここまで。ちょびっと投げてみたけど釣れず、来た道を引き返す。ナメの苔で滑りそう。酒井さんはウオータースライダーで派手にどぼーんと魚止めに入ってましたが、私はその脇をそろそろ下りました(;^ω^)

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あとは帰るだけ。のつもりが、間違えて尾根へ上がってしまい、笹をわしゃわしゃとヤブ漕ぎ。踏み跡はあるけど、これたぶん熊さんの道(;´Д`)やだなあ。。昔は林道だったようで、ガードレールがあったり、壊れたミラーの支柱があったり。でも笹ヤブになってました。どこかから左へ下りれば沢へ下りれる。下りれそうな所を探して、道なき道を木から木へ伝いながら下降。泥だらけ。やっぱり今日もアルパイン・・・(ノД`) 沢沿いの林道に下りられてほっとしたのもつかの間、行きに熊さんがいたポイントに近いので、足早に通りずぎる。ここで最後のバクチクを使用。右俣、左俣との分岐の橋まで来るとほっとした(^^) バクチク、わさび、しょうゆは沢登りには必須アイテムだと思いましたヽ(^o^)丿 今度は熊には会いたくない(/ω\) こんどこそ!!魚がつれますよーに。

2016.09.08

1皮です。一人で黄蓮谷を登ってきました。

坊主の滝から上は深い霧の中でしたが

巻く際には踏み跡がしっかりあって

登山道を散歩しているような感じでした

 

坊主の滝

坊主の滝

 

日向山林道ゲート4:00―5:30尾白川の河原5:50―7:50黄蓮谷出合8:00―10:00右俣出合―15:00頂上15:30―19:00竹宇駒ヶ岳神社19:30―20:30日向山林道ゲート

 

当初の計画は1泊2日

沢筋でたき火でもしながらウイスキーをチビリチビリやろうかと思ってましたが、

台風接近で3日も午後から雨予報

初日からできるだけ登って、頂上直下か8合目の岩小屋にでも泊まろう

もしくはその日のうちに帰ってしまおうと思い、まだ暗いうちにラテを付けて出発した

 

日向山林道は、刃渡り沢やガンマルンゼを上るため冬に5~6回歩いているが、夏は初めて

踏み跡はあるものの、雑草に短パンから突き出たナマ足をなでられ、かゆいっす

途中、ルンゼを横断する場所で林道はかなり崩れており、人の造ったものの弱さを見せつけられる

3つぐらいのトンネルをくぐり、明るくなる頃に林道終点に着いた

 

そこから、対岸に見える刃渡り沢方面に、崩れやすい斜面を下りる

ガイドロープがべた張りで、ずるずる滑り落ちるようなことはなし

河原で、沢服に着替え、雲の隙間から青空が見える中、河原歩きをスタート

 

間もなく、大きな釜を持った小さな滝が次々と現れた

釜を泳いで取り付くのは寒いので、だいたいは左の斜面をへつって、流れの左側のスラブ直上

落ち口のところに古いスリングが垂れている滝もあるが、指先のかかるリスで乗り越せる

太いワイヤーが落ち口から渡されている釜は、シャワーを浴びながら簡単に越えた

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やがて、やや急なナメ滝が出てきた。その奥には、でかい直瀑の片鱗が見える

これは、登ろうとするとドボンと行くだろう

さてどちらから巻くか、、、たぶん左だろうと検討を付け草むらに入ると踏み跡発見

そのまま直瀑を巻いて行くようだ

直瀑の釜は深い緑色で、たぶんものすごく深いでしょう

泳いでみたいような、怖いから近づきたくないような、そんな感じにさせてくれる

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巻き道にはトラロープがあり、「こんなもの残置すんな」と独り言を言ったものの

草付きがあちこちではげ落ちていて、巻き道は極めて不安定

トラロープにすがってなんとか落ち口へ(^^;)

地形図を見ると、すでに鞍掛沢の出合は過ぎてしまったよう。全然気づかなかった

そこからしばらく、緩斜面のナメ滝が続く

甲斐駒の頂上稜線が見えた場所もあった

 

左右に沢が分かれるところで一休み

沢の出合は、どこでも分かりにくいが、ここが本谷と黄蓮谷の分岐なのか?

右俣は開けた沢だが、黄蓮谷と思われる左俣は両岸から木が覆い被さっていて薄暗い

今日は一人なので高度計がない(香典返しでもらった、「なんちゃってアウトドア時計」を山で使っているため)

本谷と黄蓮谷と思われる方向を磁石で図り、地形図の磁北線に当てて、

「たぶんこっちでしょう」という見当を付けて左俣に入った

しばらく行って、千丈の滝が出てこなければ戻ればいい、と思いながら

 

すぐに急なナメ滝

空気がひんやりとしてきて、濡れた衣服が寒いので釜には入りたくない

巻くため、泥のルンゼを登りトラバース

木を持って、滑りやすそうなスラブを渡っていくが、ここはちょっと危険だった

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左から沢が落ちる広めの河原を歩いて行くと

正面にでかい千丈の滝が見えた。こちらが黄蓮谷で正しかったんだと、ちょっとほっとした

千丈の滝は見るからに急。冬に黄蓮谷左俣に登った時は、ノーロープで簡単に越えたのに、、、

おとなしく巻くことにする

途中、「昭和12年 黄蓮谷大龍神」などと彫られた石碑が立っていた

その上のナメを越えていくと、今度は坊主の滝。これも急なスラブで、登るのは無理っす

右のルンゼに入り、踏み跡に沿ってすぐに坊主の滝方面の樹林帯に入った

 

でもこの巻き道、上がっても上がっても終わらない

できるだけ小さく巻こうとトラバースしていくと5~10mほどの断崖に出てしまう

さらに上がってもまた断崖に突き当たる

それでもどんどん上がって行ったら

断崖が2m程度で、うまい具合に木の根っこがあるところを見つけた。青い残置スリングもあった

木の根に自分のスリングで確保し、下の斜面に下り、トラバース気味に渡っていくと

左俣と右俣の分岐点に出た。坊主の滝を巻くのに意外な時間がかかった

 

右俣に入ってすぐの滝。右の岩から登ろうとしたが無理

思い切って流れのあるところを登ったら簡単だった

その上は延々とナメが続く。これが奥千丈の滝なのか

ガスが濃くなって、視界は20mほどしかないので、よく分からないまま進む

雨が降り出さないだけでも良しとしよう

フリクションは良好で、確保なしでも怖くはない

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ナメはだんだん急になり、ちょっと垂直っぽいところが出てきた

登れなくはなさそうだけど、完全なシャワークライミングになってしまう

日が当たらず、寒くて震えがきているので、シャワーだけは避けたい

ふと左の斜面を見ると、うまい具合にクラックが走っている

クラックを上がって右にトラバースすれば行けそうだ

傾斜は緩いのでノーロープで上がろうとしたら、岩がやたら滑る

いつも沢ではこのイボルブのアプローチシューズを履いているが

この岩は全くフリクションが効かず、上がっていけない

仕方ないので、ロープは使わず、2本のデイジーチェーンの先にカムを付け

カムの掛け替えで確保しながら登ることにした。足はフットジャム

途中、土や岩くずでクラックが埋まっていたが、ハンマーでたたき落とした

かなり上がって行くと、やっと傾斜が落ちてきて、上部の木を頼りに右へ右へとトラバース

もとの本流に復帰できた

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そこからも、小さく巻いたり、滝を登ったりして延々と登り続ける

だんだん疲れてきて、30歩歩いては立ち止まって、ハーハー大きな息をするのを繰り返していくと

最後の滝とみられる滝の取り付き着

2本のハーケンとスリングがぶら下がっていた

上部はガスッてて、見えないためパス

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沢はいくつも分かれているが、あとは勘を頼りに適当に登る

時々、黒戸尾根の稜線と、台風による強い南風に飛ばされる雲が見え始めた

そしたら、頂上から鋸岳方面に少し下りた所に出た

頂上には3人のおっさんたちがいて、4人目に加わった

雨が降る前に頂上に着けて良かった

あとは、苦痛だけの黒戸尾根下山

かなり下で男女ペアを抜き、真っ暗になった後、竹宇駒ヶ岳神社についた

 

でも、今回の山行はこれで無事終了ではない

5キロ先の日向山林道ゲートまで車を取りにいかねば(T_T)

ザックは、神社の駐車場にデポして、ラテ一つ付けて登って行く

舗装道で、足が痛くてたまらないっす

 

かなり上の方で、林道をゆっくり下りてくる車が一台

なぜか車内灯が付いており、後部座席で、引きつった顔の女の人がこちらを横目で見ていた

そんな怖い顔で見ないでほしい。真っ暗な林道を一人で歩いているんだから

もしかして、女の人も怖がっていた? ふらふら歩いてるから幽霊とでも思われたのか?

ゲートでは、走行距離20万7700キロに達したポンコツが、一台寂しく待っていた

ごめんね、遅くなってと、なでてやった

2016.08.24

今日は曽我です

井戸さんと鈴鹿の沢登りに行ってきました

23日 神崎川ゲート 7:00 仙香谷出合 7:40 赤坂谷出合 10:00 縦走路 12:00

仙香山 12:10 中峠 12:20 神崎川出合 15:00 ゲート 15:40

ゲートの前に駐車、3~4台は止めれそうだ。今日は平日一台も止まっていない。林道をてくてくと歩き、発電所を過ぎた辺りの路肩ゲートの継ぎ目に、仙香谷への標識を見つけ神崎川に降り立った。降りると仙香谷の出合はすぐだ。

身繕いを整え仙香谷へと入る。仙香谷は赤坂谷との出合までが核心だ、大きな滝は無いが落差5~6Mはある滝と釜、トロ、淵、が5~6ヶ所はありコンパクトながら楽しませてくれる。いずれの滝も左右どちらかの側壁が登れ沢心を行ける。途中2か所にはボロいロープがフィックスされており大いに助かった。

核心を過ぎ少し歩くと赤坂谷と出合う。どちらかと言うと仙香谷よりも左の赤坂谷の方が本流に見え水量も多い。緩い傾斜の沢筋を詰めてゆく。短めの滑が2~3あるが変化のない単調な歩行が続く、途中で右側にツメカリ谷への撒き道と左側に仙香谷への撒き道の入り口には赤テープの印があった。この地域は暖傾斜帯なので造林が盛んなのか、よく整備された桧や杉の植林が谷の周りに広がっている。

いつしか水量も減り源流の様相となった沢筋を左へ左へとたどり釈迦が岳と竜が岳をつなぐ縦走路に出た。竜が岳方面に少し下ると仙香山の標識が立っており、一応は仙香谷の認識が高いのかと思った。仙香山から中峠はすぐである。

中峠には東に八風キャンプ場、西に仙香谷の指導板が立っていた。赤テープに導かれ仙香谷へと下ってゆくがすぐにダートな林道に出てしまう。多分この林道はR421の八風街道から入っている造林用かと思う。そのまま仙香谷を下降するが所々で赤テープを見つけ谷筋を外れたりまた戻ったりと繰り返し、いつしか赤坂谷の出合いも過ぎて仙香谷の核心部に出る。谷通しで下るには時間が掛かるので右岸についている卷道を見つけ神崎川にたどり着いた。

井戸さんの話では、秋の赤坂谷は紅葉がきれいですばらしいとの事。つぎに来るときはツメカリ谷一周コースか?

 

 

2016.08.22

岩佐です。

1皮さんと日帰りで絵馬小屋谷に行ってきました。

結構期待していた沢だったのですが、ハイライトの行合と五ヶ所滝ゴルジュを除けば

ちょっと平凡で沢の美しさも今一つ。少々期待外れとなりました。

 

林道終点 06:10 ~ 13:30 稜線 ~ 14:30  1226mピーク ~ 15:30 林道終点

 

入渓地点は林道終点の目の前。前週の白川又川と比べると水温は高く、

早朝でも快適。自然林の緑が美しく、なかなか気持ち良い。

つるつる滑る岩に注意しながら進んでいくと、次第に両岸の壁が迫ってきて、

今にも両岸がくっきそうな行合のゴルジュが現れた。

見た目は迫力があるが、ゴーロ帯なので普通に歩いて通過できる。

 

行合

行合

 

その後小さな滝をいくつか越えながら先に進むと、五ヶ所滝ゴルジュ入口に到着。

ゴルジュ入口に落ちる滝は直登できないため、右岸か左岸から巻くことになるが、

この滝の上にあるウォータースライドのような滝を見るためには右岸から

巻かなければならない。ただ、トポによると高巻きは1時間近くかかるとあるため、

ゴルジュ入口の左側のクラックを登る。

この釜を泳いで取り付くのか、、、先週、泳ぐ練習をしたので楽勝でした(´。`)

この釜を泳いで取り付くのか、、、先週、泳ぐ練習をしたので楽勝でした(´。`)

 

クラックを登る

クラックを登る

全身から水をしたたらせて、岩にはい上がる

全身から水をしたたらせて、岩にはい上がる

 

早速ロープを出し、ここを登るために用意したクライミングシューズに履き替えて、

1皮さんがクラック下に泳いで渡る。カムをきめながら登り、1本目の滝の上に

上がる。続いて私。岩はガバがあるのだが、ザックがたっぷり水を含んで重く、

水から這い上がって体を上げるのに結構な力がいる。

クラックも、手が濡れているのでちょっと微妙だが、

ここはセカンドなので思い切っていける。

 

確保してもらっている場所に着くと、S字状のウォータースライドのような

滝が目の前に。長い年月をかけて削られた岩の形状と、勢いよく流れ落ちる

水の美しさは一見の価値ありだ。

この滝は登れないので右岸から巻き、S字形の廊下に降り立つ。

ここからウォータースライドの滝の上部を見下ろすことができるが、

いやはや何とも素晴らしい眺めだ。

 

何百年?何千年?をかけて水で削られた滑り台

何百年?何千年?をかけて水で削られた滑り台

 

 

この後はナメや小さな滝とゴーロ歩き。

3段18mの滝は、滝の右にある残置カムのあるクラックを5mほど直上し、

そこから草付を右岸にトラバース。クラックの直ぐ上の草付から

木に上がるところが悪く、リードの1皮さんは大変だったと思う。

石谷滝は左岸ルンゼから高巻き。最後のナメ40mは直登できて楽しい。

 

3段18m滝は、右側のクラックを登り、悪い草付から右岸へトラバース

3段18m滝は、右側のクラックを登り、悪い草付から右岸へトラバース

 

石谷滝

石谷滝

 

40mナメを登ると沢は涸れ、白倉山目指して詰めていくが、

少々西に行きすぎてしまったようで、山頂手前の稜線に出た。

手前とは言いながらも白倉山からはちょっと離れているように見えるし

とにかく暑い!ということで白倉山はパス。

ウェットスーツを脱ぎ捨て、ヒルに吸血されない様に

靴下にズボンの裾を入れたおっさんスタイルで1226mピークを目指す。

ピークまでは赤・青・黄・ピンクと色とりどりのテープがあるが、

肝心な場所でテープがなかったりして、少しわかりにくい場所もある。

1226mピークから林道終点に向かう尾根は、最初がちょっとわかりにくいため

地図とコンパスでしっかり確認すること。一旦尾根がわかれば

そこからは「これでもか!」というほどのテープがあり、

迷うことはない。

 

今回は地面がしっかり乾いていたためか、ヒルの被害は無し。

ただ、しつこいアブには閉口しました。

虫除け必携です。

 

以上

 

 

 

 

2016.08.18

1皮です
奈良県の大峰・白川又川奥剣又谷に岩佐さんと行ってきました
下から中流域まで冷たい水の泳ぎばかりで、やばかったです

【13日】小谷林道ゲート(460m)5:00-大栂山付近(1020m)-8:20白川又谷(550m)8:40―10:00中ノ又合流点下のゴルジュ-12:40わき水のゴルジュ-17:30口剣又谷出合(泊)
【14日】口剣又谷出合5:30-7:40二俣8:00-8:30 60m滝-9:10 12m滝手前の二俣10:50-12:30八経ケ岳(1915m)頂上13:10-17:50小谷林道ゲート
P8120116_convert_20160818084558

当初は行者還トンネルからの入山を計画したが
下部のゴルジュを味わいたいのと
「山は下から登りたい」との希望で
上北山村の小谷林道ゲートからの入山に変更した

明るくなって間もなく、ゲートを出発
堺ナンバーの車が1台止めてあった。どうも先客がいそうだ
林道を20分ほどたどり、モノレール軌道のあるところから左斜面に入る
登山道があるはずだが、道標も、踏み跡も見えない
それもそのはず。斜面は1ヘクタール以上皆伐され
枝打ちされた枝や間伐材、スギの葉っぱが一面に散乱しているから
まあ、適当に登れば稜線に出るでしょう、ということで
足場の不安定な斜面を右上の方へ登って行く
暑くていい加減いやになったころ、高さ7m位のハイボルダーが出てきた
その下に踏み跡が通っているのを見つけた
やった、夏の直射日光が当たる前に樹林帯に見げ込めそうだ
確かな踏み跡をたどっていくと、稜線にある林道に出た
林道は標高1020mぐらいで二手に分かれている。それを左の方へ進む
林道終点手前の3つめの大きな尾根を下ることにして、地形図を片手に丁寧に進む
途中、激しく崩壊している地点があり、道が全くなくなっていた
斜めに垂れ下がった大木の枝に足をかけて登ろうとしたら
突然バキッと折れ、冷や汗をかいた
バランスを崩したら、白川又川の河原まで落ちる所だった(>_<)

3つめの尾根の先端からは踏み跡があった
それに沿って、右の方へ右の方へと下りていく
途中には、切り立った岩尾根や、垂直に近い「木下り」もあった
最後は崖になり、立木を支点に15m程度の懸垂で真っ白な河原に降り立った
そこでウエットスーツにチェンジ
水は冷たいと聞いていたので、今回は持てうる限りの防寒服にした
早速入渓。山越えでほてった体に水が気持ちいい
しばらく歩くと、河原で大阪から北という4人組パーティが休んでいた
川遊びのみで帰るとのこと。「お気を付けて」と言い合って別れた

懸垂で本谷の河原に下りた(ピンぼけ)

懸垂で本谷の河原に下りた(ピンぼけ)

下り立った所は、気持ちの良い河原。登るぞーと意欲が沸いた

下り立った所は、気持ちの良い河原。登るぞーと意欲が沸いた

遡行始めるとすぐにでかい釜が出てくる
河原から行けるが、せっかくだから泳いでいく
また釜、また泳ぐ。水は底まで透き通って、太陽に照らされてキラキラ光る
おーおー、素晴らしいと思って、泳ぎ続けていると
前方が暗くなってきた。ゴルジュのようだ
最初の淵は、真ん中に大きな岩があり、右からよけていけば何とかなりそう
岩佐さんが右岸をへつり、途中からトボン。右から滝に向かっていった

1皮さん、涼しい顔して前進中。水が冷たすぎて、手がしびれる。

1皮さん、涼しい顔して前進中。水が冷たすぎて、手がしびれる。

その次の淵はさらに長い。見る限り25mはありそう
最初ザックを背負って泳ぎ始めたが、流れが強く進まない
Uターンして戻り、ザックを下ろし、ロープで引っ張ることにした
再スタート。進むにつれ、滝が近くなって流れが強くなる
あれ、前に進まないぞ。やばい、水の冷たさで体が動かなくなってきた
右足は何かに引っ張られているようだ
最後の5mぐらいで右の壁につかまろうとしたが、つるつるでつかまるところがない!その瞬間、右の壁を蹴って、なんと大岩が積み重なるところまで泳ぎ着いた
肩で息して水から上がると、右足が動かない
よく見ると、ロープが十回以上も巻き付いていた!
平泳ぎで足でかいているうちに、巻き付いてしまったようだ
足がこれ以上動かなくなっていたら、やばかったなあ
岩佐さんによると、50mロープがほぼいっぱいとか。淵は見た目より長かったようだ
動揺を抑えて、ザックと、自分のザックを背負った岩佐さんを引っ張る

そのまま岩佐さんがロープを引っ張る形で浅めのゴルジュをへつっていく
流れが屈曲した所に滝が落ちているのが見えた。中ノ又谷出合だ
怒濤の流れを逆らってじりじりと進もうとした岩佐さんだが、何か叫んでいる
どうも前に進めないらしい
岩佐さんの所まで行くと、水は白濁して真っ白
中ノ又の滝と、本谷の滝が合流してるから、こりゃ行けんわ
右手の岩の傾斜が緩そうなので上がってみると、この滝場を巻けそうだ
ロープをつないだまま、左岸を上流へ行くと、滝の落ち口に出た
肩確保で、岩佐さんを迎えた

最初から泳ぎまくり。でもクロールとは、、、

最初から泳ぎまくり。でもクロールとは、、、

やばかった淵の端から、中ノ又谷出合に進む岩佐さん

やばかった淵の端から、中ノ又谷出合に進む岩佐さん

 

がたがた震えながら釜を泳ぐ。寒すぎです。

がたがた震えながら釜を泳ぐ。寒すぎです。

 

そこからも、巻けない淵と釜が続き、泳ぎ続けると体が冷え切ってしまった
写真を撮ろうとしても、あまりの寒さに手が震えてぶれてしまう
早く泳がなくてもいい河原に着いてくれと、思いながら遡行していった
火吹谷の出合を越えると、両岸からいくつもの滝が落ちているゴルジュが100mぐらい続く
最後の滝は真っ赤な壁の上を滝が落ちている。珍しい景観にしばらく見とれた
大きな釜を持つ10m斜瀑は、泳いで左岸に取り付き、カムで支点を取りながら登った
この辺りまで来ると、水がぬるくなった

流れが強く、ザックを背負った泳ぎは一苦労

流れが強く、ザックを背負った泳ぎは一苦労

左右から滝が落ちる不思議なゴルジュ。正面には赤壁が

左右から滝が落ちる不思議なゴルジュ。正面には赤壁が

 

落水に打たれ修行するポーズをリクエストしたんですが。。。 寒すぎるので落水を避けてバンザイでごまかす(?)1皮さん(^_^) オージービーフのような壁ですな。

落水に打たれ修行するポーズをリクエストしたんですが。。。 寒すぎるので落水を避けてバンザイでごまかす(?)1皮さん(^_^) オージービーフのような壁ですな。

 

17時を過ぎ、そろそろ止まれる場所を探さなくてはと思い始めたころ
左岸から水流がピューッと飛び出る滝に出くわした。谷は左へ90度曲がっている
地形図を見ると、どうも口剣又谷の出合で、ピューの滝が本谷の25m直瀑のよう
滝の直登は無理なので、ガレから巻くのだろうが、時間も時間
ちょっと小高くなった河原にわずかばかりの平坦地を見つけたので
ここでテントを張って泊まることにした
マキを集め、盛大なたき火と、バーベキューを楽しんだ

翌朝も早朝スタート
ガレ場からピューの滝を大きく巻いた
河原に下りると、右に20m直瀑
左のルンゼから巻くが、途中から木の根っこを伝って行くべきだったのを
ルンゼの終点まで行ってしまい、滝を2~3個パスしてしまった
木を伝って、ロープを出さずに河原に下りられた
その辺りは白いきれいな河原。テンバには最適でんな

この滝の手前には、テントが張れそうなテーブル状の大きな岩があった

この滝の手前には、テントが張れそうなテーブル状の大きな岩があった

奥の二俣。左に行ってしまいそうだが、ここは右だった

奥の二俣。左に行ってしまいそうだが、ここは右だった

水量が急激に減り、チョロチョロに
このまま水がなくなってはいけないので、早めにプラティパスに水を詰めた
また二俣になったが、どちらに行けばいいか分からない
それぞれ100mほど空身で試登して、「方向的には左だが、たぶん右だろう」ということで進んだ
沢筋は大きく屈曲し、結果的に右で正解だった

さらに数え切れないほどのナメ滝を登って行くと、大きなナメ滝に出くわした
途中のテラスまでフリーで登り、そこから25m位はロープを出した
小さなカムで支点は取れた

快適に登れたナメ滝。上部はロープを出した

快適に登れたナメ滝。上部はロープを出した

 

ナメ上部。

ナメ上部。

 

途中まで登ってしまい、ひいひい言ってクライムダウンした滝。右岸手前に巻き道があった

途中まで登ってしまい、ひいひい言ってクライムダウンした滝。右岸手前に巻き道があった

まだまだナメは続くが、次第に砕石が多くなってきて
またまた二俣に突き当たった
岩佐さんによると、高度計は1520mを示しているという
今回も試登するが、左は50mぐらい上で、登れそうにない滝が見える
「ここも右だな」と検討を付け登り始めたが
ルンゼはどんどん曲がって北東方向に伸びていっていた
地形図を見て再検討
「これは本谷ではなく、右の枝沢だな」と判断
樹林帯を下り、15mの懸垂でさっきの二俣に戻った
左俣に進むと、下から見えた厳しい滝にぶち当たった
左岸のルンゼから滝を途中まで登り、ボロボロ岩で「これは登れん」と身体極まった

しがみついたまま振り返ると右岸の樹林帯の緩斜面に、踏み跡らしきものが見えた
これは巻き道に入る手前の12m滝だったのね(T_T)
必死の思いでクライムダウン。かなり神経をすり減らした
さっきの二俣からのうろうろで、2時間近く無駄にした

踏み跡は薄くなったり濃くなったりして、尾根をどんどん左の方へトラバースしていく
そのうち西方向に登るようになり、3つぐらいの大きな岩の基部を通り
上部の立ち枯れ帯に至った
そこからすぐに稜線。明星ケ岳北方のコル近くに出た
登山道の歩きやすさに感動しながら、近畿地方最高峰の頂上に出た
信仰の山らしく、護摩木のようなものがたくさん置いてあった

立ち枯れた森を進む。稜線はもうすぐ

立ち枯れた森を進む。稜線はもうすぐ

近畿最高峰!日向は暑いっす

近畿最高峰!日向は暑いっす

下りも長旅
弥山から東へ東へと稜線をたどり、大栂山手前で林道に出た
「時間かかってもいいから、確実な道で行こう」と林道をゲートまで歩いた

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