2015.06.01
1皮です
去年の岳人に記録が出ていた笠ヶ岳四ノ沢ピナクル東南壁左ルンゼに岩佐さんと登ってきました
この記事には下降のことが記載されておらず、昔の記録を参考にしましたが、とても苦労しました
岩の最高グレードは5・9ぐらいかな。ビレー点構築も含めすべてカムとナッツを使用しました
5/30 新穂高2:40-6:00四ノ沢出合8:00テンバ8:30-9:00取り付き-14:50ピナクル頂上15:10-19:00テンバ
5/31 テンバ6:20-9:00新穂高
左俣林道から穴毛谷への作業道に入り
そのまま堰堤2~3つは林道を歩いて右から越す(そのうちの1つは巨大堰堤)
林道がなくなった次の堰堤は、2mぐらいの木を斜めに立てかけた所から上がる
その次は右側の斜面を登れる
その次は堰堤の下を徒渉し右岸から上流へ
裸足になり渡るが、アサイチの徒渉はきつい
後は右岸を行き、小さな堰堤を越え、二の沢の手前で再び裸足になって徒渉
足が凍りそうです
去年間違えて登ってしまった三ノ沢出合を越え、すぐに四ノ沢出合
雪の量は去年7月とほとんど変わらない
出合からはピナクルが正面に見える。四ノ沢の傾斜は意外なことに緩い
二俣を越し、左俣を経由しピナクルルンゼに入る
テンバになりそうな平坦地を探しながら行くが適地が見つからない
結局、東南壁取り付きの下100mぐらいまで上がってやっと
2人用テントがギリギリ張れるぐらいの場所を見つけた
夜は雪を溶かして水を作った
すぐに登攀準備し、取り付きまで2~3級ぐらいのルンゼをロープなしで
傾斜が強くなるところでロープを結んだ
1P目20m5・6(岩佐)ルンゼ内を巨大なチョックストーンまで。岩がもろいと叫んで、いくつも落とす
2P目35m5・9(1皮)右壁に入った弓形クラックからチムニー。穴の中のピナクルでビレー
3P目35m5・8(岩佐)穴を奥から出て、チョックストーンの上にあるフィンガー。そこから、カンテ状を登る。クラックが少なく、怖いピッチ。幅70㎝、奥行き5mぐらいの平坦テラスまで
4P目10m5・7(1皮)岳人の記録では、正面の凹角を登るとなっているが、クラックには草がはびこっていて、登れる気がしない。おかしいと思って読み直すと、「3つある右上バンドのうち、上から2つめに取り付く」と記述されていた。もしかして、ここは一番下のバンドなのかもと思い、カンテに戻り、もう少し登ると、安定感の悪いバンドが出てきた。それを伝っていくと、正面の凹角が登れそうに見えた。
5P目30m5・9(1皮)バンドを右上し、凹角のダブルハンドクラック。右壁に適度にスタンスがあり簡単。ハング下のテラスでビレー。
6P目15m5・8(岩佐)ハングを右に越す高度感のあるトラバースから、フィスト~ハンドクラック。クラックはスタンスがないため、左足のジャミングに激痛に耐えながら登る
7P目40m5・5(1皮)岩くずのたまったブッシュ帯を、ブッシュのトゲトゲに耐えながら行く。ピナクルの頂上まで。
頂上から、第一岩稜を正面に見て懸垂開始する
最初の30mぐらいは緩傾斜、そこから急になる
急になったところから下をのぞくと、今登ってきたルートの真上にいることが判明
もっと右手の方に懸垂しなくてはと、途中の木まで登り返し、懸垂し直す
雨が降り出し、雨具の上を着込んだが、すぐびしょ濡れに
そのまままっすぐ懸垂すると、こんどは雪渓に突き当たってしまい、クライミングシューズでは下れない
またもや途中で懸垂を打ち切り、緩斜面のブッシュをつかんで右へ右へと歩いて下る
すると、ピナクルのピークからリッジをまっすぐ降りてきたところにあるコルに到着
そこの灌木で急な雪渓をもう1ピッチ懸垂
やっとガラ場に出て、20~30m歩いて下る
正面に台状のピークが見え、ピーク上のハイマツを探すと懸垂に使ったスリングを発見
新たなスリングを巻き、そこから45mぐらいの垂直&空中懸垂
ガスっていて10mぐらいしか視界がなく、めちゃ怖です
草付きでピッチを切り、岩に向かって左手の灌木を支点にもう1ピッチ懸垂
暗くなる直前に取り付きに戻りました
5/31 第二岩稜に登る予定だったが、雨が朝になってもやまなかったため帰ることを決定。徒渉点では靴をはいたまま渡りました
2015.06.01
こんにちは鵜飼です。
冬が終わってフリーに打ち込んでましたが5月とは思えないほどの暑さ
これは、沢で涼むしかないってことで、
技術担当として釣り技術も学ぼうと、名古屋ACCの友人、釣り師Aさんと共に釣り山行へ
当初、秋神川を予定していたももの雨量やら魚量やら天候を加味して
バタバタしてしまいましたが、直前に濁河川 根尾滝へ向かうことに
根尾滝は日本の滝100選の滝、落差63m 滝までは遊歩道が用意されております。(それなりに悪路もある
先客は車1台、午前8時この時間に滝めぐりは無さそう。釣りか沢登りか?
遊歩道を降りて、吊り橋の所から入渓。
100mも行くと二股、右は兵衞谷、左は根尾滝へ。
既に人の足あとを確認していたため、取り敢えず魚を求めて兵衞谷へ。
遡行しながらポイント教えてもらい、釣り開始
自分は釣りド素人なのでポイントに投げ込むのが最大の核心。
Aさんは華麗なキャストの1投目でまさかのヒット
自分も根掛かり、木に引っ掛け、ザックに引っ掛け、自分を釣り上げ、悪戦苦闘しながら
運良くポイントに投げ込めた1投でまさかのヒット
魚の居る所に投げれれば割りと釣れるんだなぁっと感心
釣り上げた魚の処理の仕方も教えてもらい、高い癖に切れ味が悪いペツルのスパサナイフを嘆く、
その後もちょくちょくポイントも揉みながら遡行していき、のっぺりし出してポイントが少なくなった所で引き返す。
二股まで戻り、根尾滝へ向け時々釣りをしつつ、歩き自体は30分少々
ハーネス等々は装備しているものの、ここでは特に必要無し。ひたすらジャブジャブ
滝が見え始めてテンションが上がるが、ここで焦って突っ込まないのが釣り師。
ちょくちょく揉みながら、最後のご馳走、滝壺マッサージである。
それにしても流石100選の滝、63mは圧巻である。
遊歩道は滝壺の手前までしか無く、濡れずに滝壺までは行けない感じになっている。
というかお散歩気分で滝壺に近づくと、その爆風と水しぶきで酷いことになるでしょうね、、、
因みに未登だとかなんとか、、かなり悪そうです。
小一時間、滝壺マッサージを含め10匹弱?(数える途中で止めた)釣り上げ
最後の1匹で今日イチのサイズをゲットし、満足の撤収。
初心者でこんだけ釣ったのは初めてだ、とお褒めを頂き
帰りは遊歩道をダラダラと歩きました。
次回の沢登り山行は、食料は現地調達スタイルで出来たらいいな~釣れなかったら飯抜きで。