愛知県名古屋市の山岳会・千種アルパインクラブではアルパインクライミングを中心とした様々な山岳活動を行っています

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2017.03.21

岩佐です。

曽我さんと涸沢岳北西尾根から山頂を目指しましたが、初日思いのほか時間がかかり、翌日の天気も今一つ。初日の登るペース、最終日の天気を考えると時間切れと判断し、2日目にさっさと下山しました。

3/18 新穂高6:10~11:30滝谷避難小屋12:30~14:30 2055m地点△

3/19 △07:00~11:00新穂高

 

KarasawaNW170318b

 

北西尾根には滝谷避難小屋の直ぐ後ろから取り付く。登山大系に書いてあった通りすごい急登! その後も傾斜のきつい斜面が続くが、トレースのない斜面をわかんを履いた足で蹴り込み、雪と格闘しながら一歩一歩進んでいくのはとても気持ちが良い。14:30、滝谷のドームが見える所にテントを張る。

夜中から雪が降り始め、朝起きたら新雪が5、6㎝積もっていた。ガスって視界はイマイチ。これから先も急登が続くため、このペースでは時間的に少々厳しい。最終日は天気が崩れることも考えると、ここは無理せず敗退したほうが賢明ということで、下山することにした。

 

KarasawaNW170318a

 

今年は結構雪が多いです。林道のカーブミラーは、ミラーの部分だけが顔を覗かせ、下は雪で埋まっていました。積雪量は少なくとも1mはあるのでは? 穂高平から見た笠と抜戸は、たっぷりと雪をまとって美しかったです。

以上

 

 

2017.03.15

1皮です

 

八ヶ岳の天狗尾根に1人で行ってきました

前日午後発で出合小屋泊まりの予定でしたが

名古屋発が遅くなったため、日帰りに変更しました

 

美し森1:00-2:55出合小屋3:20-7:00稜線-9:30ツルネ-12:15美し森

 

明るい月夜の下で歩き出す

強風が吹きつけるが、南風らしくあまり寒くはない

草木も眠る丑三つ時

キョロキョロして変なものを目にしないように

地面を見つめて歩き続ける

そのとき、獣臭さが鼻を突いた

目をふと上げると、5mほど前の林道上に大きな雄ジカが1頭

横向きの体に、頭だけこちらを向けている

一瞬、目が緑色に光った

 

1秒、2秒、なんで逃げないんだ?

人が怖くないのか?

もしかしてコイツ、発情期か?

発情した雄ジカは熊をも恐れないというではないか

恐怖を感じた瞬間、私の口が叫んでいた

「ガルルルルッ、ワン」「ガルルルッ。ガルルルッ。ワンワン」

とっさの時に、人は予想外の反応を示すことがあるという

それを身をもって体験した

なぜ犬のまねなのかは分からないが、、、

シカは、「犬の声を出す変な奴」とでも思ったのか

笹藪の中に悠々と歩いて行った

(後で調べると、シカの発情期は秋とか。ただのえさ探しの最中だったようだ)

 

堰堤をいくつも越える辺りから雪が深くなってくるが

風の通り道以外はトレースがあってサクサク進む

2時間弱で出合小屋着

風がビュービュー吹いて、雪も降り出したので30分ほど休む

風でプレハブがミシミシ鳴っている

今日は喉が渇いてしょうがない。これは体調が良くない証拠

何となく嫌な感じだ

 

それでもハーネス、ヘルメットを装着し出発

赤岳沢という標識の方面に進む。ここもトレース、赤テープありだった

そのまま尾根に乗り、どんどん進む

所々でトレースが消えている

雪は降り続いている。新雪は20センチぐらいか

尾根が細いところが増えてきた

木の揺れ具合から、もう森林限界に近いだろう

真っ暗な時に岩場を登るのは嫌なので明るくなるまでしばらく休憩

東の空が明るくなり始めて再出発

すぐにカニのはさみと呼ばれる岩場が目の前に見えた

森林限界に近づくと、カニのはさみと呼ばれる岩が見えた

森林限界に近づくと、カニのはさみと呼ばれる岩が見えた

 

はさみの真ん中は登れそうだが、ロープを付けるのは面倒くさい

他に登れそうなところはと探すと、左側のバンドを行けそうだ

危ない所もなく岩場の後ろに回り込んだ

すぐに急な尾根。アックスを突き刺しながら通過

間もなく高さ50mぐらいありそうな大きな岩場の下に着いた

リッジ上をそのまま行けそうだが

腐った残置ロープが少し雪面に出ているルンゼを右にトラバースして

左上ルンゼをダブルアックスで行き、岩場を越した

 

そしたらまた50mほどの岩

この尾根は同じような形の岩が多いな

左斜面の傾斜が緩そうなので

バンド沿いにどんどん行き、岩の後ろに出て

くの字型にバンドを上がって越えた

右下から適当に登った

右下から適当に登った

 

すると3つ目の巨大な岩が見えた

木の生えた斜面を進み、岩の下まで来ると

これはちょっと難しそうだと分かった

この岩場を右上する。下は切れ落ちている

この岩場を右上する。下は切れ落ちている

 

 

登るなら正面の岩場を右にトラバース気味に越えるしかないだろう

岩場に雪がべったり載っていて、岩はスラブっぽく見える

ロープなしで、ホールドを掘り出しながら慎重に行く

一瞬アイゼンが滑ってヒヤッとしたが

雪をどければガバが出てくるので特に問題なし

横に足を動かす一歩が3級ぐらいか

ハーケンが2、3カ所にあった

その岩を右から越えると、雪煙の中でとんがった岩が見えた

それを左から越し、ちょっと登ると稜線の縦走路に出た

結局ロープもガチャも使わなかった

猛吹雪に煙るとんがり岩

猛吹雪に煙るとんがり岩

稜線で、強烈な風に吹かれヨロヨロ

稜線で、強烈な風に吹かれヨロヨロ

 

稜線上は風と雪が強い。正面から顔に当たって、かき氷を食べた時のように頭が痛い

寒すぎるので、赤岳頂上は割愛

ツルネに急ぐが、強風と吹雪で視界は10mほど

小尾根が入り込んでいる2504mピークの辺りで、何度も方向を見失う

ただの縦走路なのに、、、冬は侮れませんな

結局、コンパスを頼りに脆いルンゼをどんどん下って行ったら

キレット小屋があると思われる鞍部に出た(視界がなくて小屋は見つけられなかった)

深い雪の中をツルネまで登り返す

稜線に出てから、ツルネのピークまで2時間半もかかってしまった

雪が深い東稜を下山

 

美し森からの帰り道、車の中から稜線が晴れているのが見えた

さっきは何も見えなかったけど、今行ったらきれいだろうね

2017.01.10

初日にトレースを付けに行った途中からの奥壁。左右のルンゼの氷瀑がすごい

初日にトレースを付けに行った途中からの奥壁。左右のルンゼの氷瀑がすごい

 

1皮です

甲斐駒奥壁中央稜を岩佐さんと登ってきました

年末年始のものと思われるトレースが所々残っており

体力のないわれわれは大変助かりました

 

【7日】竹宇6:00~14:00 8合目

【8日】テン場5:40~6:45取り付き~13:15稜線~13:40テン場14:30~19:00竹宇

 

初日は快晴

標高差でほぼ2000m登るので、途中でバテないように

50分歩いたら必ず休憩するゆっくりペースで歩く

何パーティかに抜かれたが、皆さん七丈小屋泊か、日帰りで七丈瀑の登攀

8合目まで上がるのは我々だけのよう

七丈小屋辺りからバテ始めたが、割といい時間に到着

岩小屋は予想通り埋まっていたので、東斜面を整地しテントを張った

奥壁方面をのぞくと、八丈バンドに沿ってトレースらしきものが見える

予想外だったが、だれか壁に入ったのだろうか

テントを張る間に岩佐さんはトレースを付けにいってくれ

1時間ほどで帰ってくると、「右ルンゼと左ルンゼの氷がすごいわ」と感動していた

翌日は南岸低気圧の接近で雪予報だが

午前中は何とか天気が持つのではと想定し、朝一番で取り付くことにする

 

2日目

4時起床。空は満点の星で、思わず「よっしゃ」と声を上げる

だけどラテ付けて出発するころには曇天に。気温はマイナス4度と高めだ

取り付きまでは急斜面のトラバースや下降が多いばかりか

雪も柔らかく、草付きが露出しているところもあって緊張させられた

右ルンゼの氷瀑の真下に着く頃、やっと明るくなってきた

氷に厚みがあって、氷がうまい人なら登れそうだよ

中間の雪田より上は、ひょろひょろの氷だけど、、、

 

顕著なチムニーより10mぐらい下った斜面にある灌木でセルフを取り準備

リードはすべて1皮

1P目(30m、エイリアン3、トライカム1使用。残置なし)チムニーに入り込むのにザックが邪魔で落ちそうになる。右カンテに上がり、ステミングを多用。最後はベルグラのダブルアックスで、残置ロープの付いた灌木まで

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1P終了点から、アプローチを急な下り見る

1P終了点から、アプローチの急な下りを見る

 

2P目(60m、灌木のみ、残置なし)正面のスラブ壁を右に回り込まず、左側の草付きにかかる氷を直登。そのまま上部の雪田へ。上部壁まで届かず、やや下にある灌木でビレー

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2P終了点から。後ろは摩利支天

2P終了点から。後ろは摩利支天

 

 

3P目(20m、エイリアン1、灌木使用。残置なし)夏ルートは壁の左側にある凹角から右上するはずだが、いかにも悪そうなので、青いテープスリングの巻いてある枯れ木のある右手凹角から一段上がり、バンドを左へ横断した。夏ルートと合流し、白樺の木でビレー

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4P目(35m、灌木、残置なし)凹角沿いに右上し、岩に挟まれた顕著なルンゼを登る。灌木でビレー

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上部のワイドを登る

上部のワイドを登る

 

5P(40m、残置ハーケン3、トライカム1)ワイドクラックが悪い。クラック左側の岩がはがれた跡にアイゼンの爪を引っかけて体を上げ、クラック奥にあるホールドを取るムーブだが、支点(アンカー用のスリングがかけてある残置ハーケン)は足の下なので、落ちると危ない。おまけにこの頃から弱い雪が降り始め、手が冷たい。何度か行きつ戻りつして、せーので必死でホールドをつかむと、奥にハーケンを見つけて、アブミを素早く掛ける。ほー、助かった。やっぱ、おじさんの冬壁にアブミは欠かませんね。クラックをワイドクラック登りでずりずり上がり、狭くなった所にトライカム黄をセット。その上は急なベルグラと雪壁を10mほどダブルアックスで行く。当然ノーピン。灌木で支点を取って、実質的なクライミング終了

 

トレースが所々あり、雪も安定しているので、ロープをほどいて登って行く

ルートはリッジの右側を行くことが多く

岩峰を右のルンゼに下りて巻き上がるところも

下が切れ落ちたトラバースと、稜線に上がる最後の1Pでロープを出した

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登り切った地点から縦走路までは30mほど

頂上が正面に見え、往復で20~30分で行けるだろう

でも雪が強まっており、

岩佐さんから「頂上に行ったら今日中に下りられないかも」と言われ、あきらめた

テン場に着くころには、かなり強い吹雪

荷物はすぐに真っ白になった

そのまま下山。そしたら下界も大雪。高速は通行止めになっており

国道20、19号を6時間かけて名古屋まで帰った

2016.12.30

森です。年末に中崎尾根へ行ってきました。

メンバー:西村・一皮・岩佐・森

12/30 6:50新穂高バス停~11:30槍平~14:30 2388m付近幕営

12/31 5:20天場~8:30槍ヶ岳山荘冬季小屋~11:30天場~14:30槍平~17:00新穂高バス停

朝、明るくなってから歩き出す。トレースは最初から最後までばっちりありました。だらだらと長い林道歩き(*´Д`)私は今シーズン初の冬山。久々の冬装備がズシっときます。テントや食料、ロープ等、重たい物は大先輩方に担いでいただき、私は一番軽~い鍋だけ(;^ω^)…一番下っぱなのに、本当にすみません<m(__)m><m(__)m><m(__)m> 途中、滝谷がどど~んと見える場所で休憩。冬の滝谷、めちゃくちゃカッコいいなあ~~~!!(≧▽≦) imgp0040

写真の下の方に見える滝は水が流れていて凍っておらず、水が流れていました。   槍平から中崎尾根に上がる所でアイゼンを装着。急登続きでかなりしんどい(>_<)ゆっくりゆっくり上がって行く。 やっと尾根に乗り上げたが、そこからテントが張れそうな場所まで地味に長かった(;´Д`)

南岳西尾根と滝谷をバックに、中崎尾根に上がる

南岳西尾根と滝谷をバックに、中崎尾根に上がる

できるだけ距離を稼いでおきたいと、他の人たちが多くテントを張っている場所を通り過ぎ、2388mピークのやや手前で幕営。 大喰岳、中岳が目の前に見える最高のロケーションの天場でした。 imgp0046 冬の北アルプスは本当にかっこいいとしみじみと感じました。

夜は火を炊いてもテント内は-5℃。久し振りの冬のテント泊は寒く感じました(^-^; しかし食事が本当に美味しかった!!岩佐さんの料理は美味しいと聞いていましたが、噂通り♪(´艸`*)酒のつまみはいつも乾きモノばかりですが、今回は岩佐さん手作りの前菜が登場。山で前菜なんてヽ(^o^)丿それも激ウマ!!(≧▽≦)レシピを教えてもらったので、今度の山行で私も作ってみたいと思います♪(*´ω`*)

翌朝3時半に起床。ゆっくり朝食を食べて体を温める。 5:20、頂上へ向けて出発。星が出ており、天気は良さそう。千丈乗越へ出て冬季小屋を目指す。前日の疲れと、悪い所を歩くのが苦手な私のペースは遅い。私のぺースに合わせてもらいながら、ゆっくり歩く。トレースの左側は雪庇になっており、はっきりと亀裂が入っていた。トラバースも緊張しました。

2日目。中崎尾根から西鎌尾根に上がる急斜面で、明るくなってきた

2日目。中崎尾根から西鎌尾根に上がる急斜面で、明るくなってきた

千丈乗越から槍へ。楽勝に思われたが、、、

千丈乗越から槍へ。楽勝に思われたが、、、

稜線付近は凍ってカリカリで、それも怖かった。 冬季小屋の左側へ出るようにルートを取って、もうすぐそこが小屋、という辺りで急に風が強くなる。マジで吹き飛ばされそう(>_<)多分風速20mくらい??それ以上?でしょうか。前を行く西村さんのトレースを必死に辿り、風に押し出されるようにして冬季小屋の前へ出た。 風が強いので、頂上へ行くのは危ないので、ここまでで終了。ゴーグルをしないと目が開けていられないくらい風が強かった。きっと風がなかったら、時間的には頂上まで行けていただろうとな思うと残念でした。岩佐さんが「また来ればいいんだから。」と。そうですね。私達は、ありがたい事に北アルプスがとても近い。また来ればいいんだから。

さて、予想はしていましたが、下山の苦手な私。あのカリカリに凍っていた斜面を下山するのに苦労しました。前向きに下りたい、、、、けど、やっぱり怖い(ノД`)・゜・。凍っている所が特に・・(/ω\)一度ズリって滑って、とりあえず踏みとどまったけれど、もうそこから怖いので、ずっと後ろ向きで下りました。こういうカリカリの斜面をちゃんと歩けるようになりたい。私にとっては雪訓のような山行でした。 天場へ着き、撤収。下山。下山なのに、中崎尾根を下る分岐までは登りが続く(;´Д`)帰りの登りは本当にキツく感じます。 そして、帰りも私は重い物は持たず、鍋だけ(;^ω^)本当に先輩方、すみません<m(__)m>もっと強くなります。

槍平まで下山し、またダラダラ林道歩き。でも退屈しなかった。 前を歩く一皮さんや西村さんのグリセード歩きをガン見。どうやってやってんのかなあ、ちょっと真似してみようと、いろいろと試してみるが、なかなか上手くできない(;^ω^)私のはグリセードじゃなくて、ただホントに滑って転びそうになってるだけでした(・。・;)あれこれ考え、真似しようと必死になっているうちに、白出沢へ着いた。駐車場には暗くなる前に到着できました。

今回はベテランの先輩方と一緒に山に行く事ができて、本当にいい経験でした。いい雪訓になり、一年の締めくくりにこんなにいい山行ができて、本当によかったです。とても楽しい山行でした。

西村代表、一皮さん、岩佐さん、本当にありがとうございました。 頑張って強くならねば。2017年もこんな私を宜しくお願いします<m(__)m>

2016.12.19

新入会の吉川です。イボGさんではない方の吉川です。

報告が遅くなりましたが12/10.11で鵜飼さん、酒井さんと涸沢西尾根へ行ってきました。

 

時間は細かく覚えておらず曖昧な記憶ですが、、、

10日:5:30新穂高~7:00涸沢西尾根取付~13:30 2400m幕営適地 14:30イグルー作り 16:00イグルー完成

11日:6:00イグルー~7:30蒲田富士~8:15イグルー(2400m)~11:00白出沢~12:20新穂高

 

一日目。

新穂高につくと雪ではなく、雨がパラパラ。濡れるのは勘弁ということで雨が止む(または雪に変わる)まで待機。

明け方に湿雪に変わったので歩きはじめる。当初の予定では稜線まで行く予定でしたが、出発が遅かったということもあり、この日は2400mの幕営地をめざし歩く。

 

涸沢西尾根に取り付くとラッセル開始!!・・・と思いきや、最初はほとんど藪漕ぎ。わかんもお荷物状態でしたが、標高を上げるにつれ徐々に雪が出てきた。とはいえ、今回の山行の目玉であるイグルーを作るには不十分な積雪量。テントは持ってきていないので、ツエルトのみでのビバークになるかという一抹の不安を抱えながら登っていく。

 

途中下降してくるソロの男性とすれ違った。雪が多く、一人では厳しかったので引き返してきたとのこと。しばらく男性のトレースをもらって歩く。30分ほど登ったところからトレースが消え、膝下くらいのラッセル。(2000mあたり?)

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雪が膝上を超えるくらいになったところで少し平坦に広がった場所に出る。ここが涸沢西尾根での幕営ポイント2400m地点

イグルー作りにはまだ心もとない積雪量なので、もう少しましな場所はないかと、トレースをのばすついでにイグルーができそうな場所を探す。

ここからはわかん装着。僕は初わかん。今までは持って行っても荷物になるだけだったので、新鮮な気持ちでした。しかし沈むもんは沈む。歩き方が下手なのか、わかんの性能を生かし切れていないのか・・・。

100mほど上がったところで雪を掘ってみるも、すぐに木の根が顔を出し、十分な寝床の確保ができない。時間も迫っており、ここまでとし2400m地点まで下降。

吹き溜まりっぽいところに穴を掘り、ブロックを積み上げて半雪洞を作ることにした。初めてのことばかりで僕はお二人の言われるがままにブロックを切り出すだけしかできませんでした。。。しかも雪洞作りのためにとホームセンターで購入してきたのこぎりが使い始めて5分もせず壊れるという始末。そんなにヤスモン買ったつもりはないのに。。

 

強固なブロックを切り出すのに、積雪層を見極めるということを学びました。90分ほどでなんとかイグルー完成。

積み上げたブロックの上にツエルトを二枚張り今夜の宿完成。

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そこまで寒くは感じず、足をのばせなかったことと、深夜、崩れたブロックが鵜飼いさんに直撃し、鈍い音がした以外は概ね快適でした。

思っていたよりイグルー泊は快適でしたが、もっと積雪があり、しっかりと作れればもっと過ごしやすいとのことだったので、またイグルー泊してみたいです。

2日目

予定通り3時ころ起床するも、風が出ていることや気象を考慮し、蒲田富士までと決め、明るくなってから出発。酒井さんは足の痛みもあり、蒲田富士までは鵜飼さんとと二人で。

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スマホ撮影のためか横向きになってしまいます。みにくくてすいません。

荷物も置いていきましたが、蒲田富士手前のラッセルで四苦八苦。僕自身、マラソンをするので体力には自信がありますがこれが山となると全くそれが生かされないのはどうしてなのか。。山でもっと強くなりたいです。これから精進します!!

蒲田富士から涸沢方面を望みましたが、おそらく行けても涸沢まででした。今の僕では奥穂まで行って帰ってくるのは難しいと感じました。

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焚火の練習をしていた酒井さんと合流し下山。平湯で汗を流して帰路。

行きも帰りも運転もせず爆睡をかましてしまい申し訳ありません、、、。

 

個人的には初冬の北アルプス、初イグルー泊、初わかんということで初物づくしの山行でした。まだ冬は始まったばかりなので、冬季アルパインなど皆さんとたくさんいけたらなと思っております!

未熟者ですがこれからよろしくお願いします。今季中には「ラッセル僕がやります!」と自信をもって言えるようになりたいなぁ。

 

以上初ブログの吉川(K)でした。

 

 

 

2016.12.19

日の出に浮き上がる甲斐駒と北岳を見ながら、第一高点から下降する

日の出に浮き上がる甲斐駒と北岳を見ながら、第一高点から下降する

 

1皮です

鋸岳に岩佐さんと行ってきました

甲斐駒までの計画でしたが、さまざまな事情で途中敗退しました

【17日】戸台4:00~9:15角兵衛沢出合~12:30スフィンクス岩対岸のテンバ

【18日】テンバ5:15~6:35鋸岳第一高点6:50~9:40第二高点10:00~11:30熊の穴沢出合12:10~13:40戸台

 

初日に鋸岳を越え、中ノ川乗越でテントを張ろうと計画

真っ暗な4時に車を出たものの

さまざまな問題があり、角兵衛沢出合到着は9時過ぎになってしまう

この時点で、甲斐駒までは無理だなと感じた

角兵衛沢は赤テープが点々とあり

雪がない下部は踏み跡もしっかりあって迷うことはない

途中から砕石の上に、中途半端な雪が載る歩きにくさに閉口する

左岸にある巨大な壁を通り過ぎると

その上のルンゼに70~80m程度のペンシル型氷柱がかかっていた

下部がシャリシャリそうだが、もう少ししっかりしたら登れるかも

膝ラッセル程度の深さになった左岸岩場の基部に

1張り程度が張れるテンバを見つけ、泊まることにした

ちょうどスフィンクスの顔のような形をした岩の対岸だった

夜は風もやみ、暖かかった。

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頂上で日の出を迎えようと早出した

コルまでは膝ラッセル。コルからは左手の雪庇に注意して草付きを上がる

この時期にしては雪は多いのだろう

小さなピークを2つほど越えると、頂上(第一高点)に着いた

正面に甲斐駒、右奥に尖って見える北岳、右手に巨大な仙丈が見える

頂上から降り始めた時、ちょうど日の出を迎えた

気持ちいいっす。やっぱ、冬山はやめられないっすね

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雪庇に注意して下りていくと、10m位の岩壁に出くわす

真新しい鎖が付いており、懸垂用のスリングもある

でも傾斜はないので、鎖をつかんでそのまま下りた

セカンドの岩佐さんは懸垂するらしく準備していると

後ろからガイドパーティーが追いついてきた

対岸にもしっかりした鎖が上から下がっている

こんなものいらないよと思いながらも、左手はしっかりつかんでいた

両岸が切れ落ちた岩のリッジを馬乗りになってずるずる進み

岩の切れ目から左のルンゼに下降

正面に青いロープが下がっている急な岩をそのまま登って向こう側に回り込むと

急斜面で下りられないのが分かった

変だなと思ったら、ガイドパーティーが先ほどのルンゼをそのまま下りて

一つ向こうの岩峰(第三高点)に取り付いていた

あちゃー、ルート間違えた

ということで、微妙なクライムダウン

ガイドさんが付けたトレースに沿ってルンゼを下りて、ちょっと上がった所が鹿穴だった

そのまま斜面を木登りで上がって第二高点

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リッジ沿いに下りていき、斜面を巻くように下りていくと大ギャップの懸垂点

枯れ木の懸垂は少々不安だが、20mで狭いコルに下り立った

右のルンゼを大きく下って、右の尾根に向かって斜面を上がり第二高点まで行った

第二高点からはまずリッジ沿いに下り

途中から左のコル方面に下りると、中ノ川乗越へのルンゼに出た

この雪の深さでは甲斐駒まではかなりの苦労なので、そのまま敗退とする

あとは直滑降のような下りで、熊の穴沢出合まで下りた

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2016.12.14

鵜飼です。遅くなりましたが初冬?の八ヶ岳です

本当は雪山シーズン一発目だったので、適当に歩きでも~っと思っていたのですが

何故か早戸さんの計画により、登攀、イグルー泊、アイス とてんこ盛りの計画となりました。(アイスは辞めた)

 

12月3日(土) 時間は忘れました、、、
八ヶ岳山荘~日ノ岳稜取り付き~稜線~赤岳~赤岳展望荘(昼頃)~イグルー泊

4日(日)

朝からダラダラとイグルー2個めを建造~下山

 

駐車場代をケチって八ヶ岳山荘で駐車。(1日500円でなんと珈琲まで頂ける!)

林道積雪なし、鉱泉までは所々凍結していてイライラする。

鉱泉直ぐ側でカモシカに遭遇。めっちゃ近い。全然逃げない。

早戸さんが「バイルで倒して食べれないかな~?」という。無理です。駄目です。

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三叉峰・石尊へのトレースらしきものを辿り、何かの二俣にぶち当たりそこから右の尾根を登ってみる

どうやらここが正解のようだ。ジャンケンでリード決め

1p鵜飼

いきなり悪い。使ってくださいと言わんばかりのスリングがぶら下がってる。

久々のアイゼンでビビってるので迷わず掴む。

残置やらボルトを辿って右上する。適当な灌木で終了。

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2p早戸

出だしから左行ったり右行ったり、けどまぁ普通。

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緩い傾斜が続くのでロープそのまま歩き、それっぽいところで登り始めるも15mくらいで

明らかに3p目っぽいのが出てきたので一旦切る。

ロープが反転してしまったので早戸さんが登りだすも、悪いらしい。そしてう◯ちが出るとのことで降りてきた。

別経路を偵察して、右側面にそれっぽいのを発見、またロープが反転したんでこんどは私がリード

 

3p鵜飼

結構な傾斜、ほぼ垂直かハング気味。ハングを避けて左上し、草付きにバイルとアイゼンを刺して乗り込んだ1手がめっちゃ怖かった。

その後もボルトがあるものの、まぁまぁ悪い、、、こんなん聞いてないんですけど~、、、

40mくらい?いったところでピナクルを支点に終了。

セカンドビレイ中、微妙なテンションが掛かる。

足が切れてバイル一本になったらしい (ヽ´ω`)

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そこからはピークまでただの歩きになった。素晴らしい天気

好天すぎて雪団子が凄まじい。イグルーが作れそうな積雪がある場所を探しに赤岳へ

計画ではツルネ東稜まで降りて東面でイグルー泊、上ノ権現沢でアイスの予定だったが

どう見ても雪が全然無い、ので展望荘横にあった吹き溜まりで妥協することにした

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イグルー製作は2人共初めてで、イグルーのパイオニアY山さんの話を聞いた早戸さんのノリである。

吹き溜まりには新雪のしたの20cmくらいのクラスト層があるのみで、なかなか大きなブロックは切り出せないし重たい、、

傾斜を利用して容積を確保しようとしたり、まぁ色々あーだこーだ言いながらやるも2時間かかっても完成しない。

小さなブロックを組み上げてジェンガのような絶妙なバランス

あと数個で天井まで埋まる!という所で崩壊すること2回。

日も陰り、いい加減寒いし心が折れて。ツェルトを強引に被せて入り口もザックで適当に塞いで終了。

中途半端な出来ではあるけどまぁ、同じ場所にテントを張った場合よりかは、マシな気がする。

既に翌日のアイスは諦めているし、睡眠不足もあって、起床時間すら決めずに就寝。

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6時位にふと目覚めご来光をツェルトの隙間から頭だけだして眺める。

アイス行ってもしゃーないし、未完のイグルーをちゃんと作ろうということで

新たにイグルーを建造し初めた。

一晩立って若干雪質が変化してブロックが切り出し易くなっている気がする。

1時間半程でそれらしいのが完成した。

2人で寝るにはちょっと狭いが、素晴らしい快適さだ。

だらりとお昼頃、下山。

 

2016.06.05

吉川です。

6/4~5でヒマラヤメンバーで錫杖に行ってきました。

 

4日は左方カンテ、注文の多い料理店に分かれて登るという事になり、僕はK君とT君と三人で注文に向かいました。

アプローチ雪は全くなく、アイゼンなども必要ありませんでした。

 

僕は一度登ったことがあるので、面白い3,4ピッチ目は二人に譲って、1,2ピッチ目のみリードしました。

K君3p目

↑3p目

 

核心を譲ったことで気が抜けていたのか、3ピッチ目でA0してしまいモヤモヤ。

夜はクリヤ谷の岩舎でテントのフライをタープ代わりに宿泊。楽しい夜でした。

夜中に雨が降ったので、翌日は登らずミーティングをして下山しました。

2016.04.26

吉川です。

何をいまさらシリーズのパート2です。

 

2/6~7に他会の方々と爺ケ岳東尾根に行きました。

メンバー:Tさん、Fさん、Gくん、吉川

 

 

2/6

例の狩野家はどこか分からなかったが、駐車スペースから数10メートル北に歩いたところの公民館のようなところから入山。お墓がたくさんあって、オババの碑もどれか分からなかったが、とりあえずトレースがあったのでそこから登り始めた。

 

壁のような斜面を登っていると、だんだんと斜面が緩くなりいつの間にか尾根に合流した。トレースがあるので割と楽だった。

 

 

ジャンクションピークから方向を転じ、緩い尾根をひたすら歩く。雪は膝ラッセル程度で、赤テープなどが到底手の届かないほど高い場所の枝に括り付けてある。例年よりかなり雪の量が少ないのだろう。

 

矢沢の頭には14時過ぎに着いたが、山頂を往復してくるには時間が微妙だろうという事で、ここで幕。念入りに整地し、こだわりの防風壁まで作った。夜はチーズハンバークカレー。

 

2/7

必要ない荷物をデポして出発。テントは飛ばされたくないので畳んだ。出発して1時間もかからずに山頂へ。ただし視界ゼロ。寒いので即下山。矢沢の頭まで30分で戻って、荷物を回収。このタイムなら昨日登ってもよかったかもしれない。

帰りにP3付近で道を間違えてしまい登り返して1時間のロス。とはいえ、時間にはかなり余裕があるので、問題なし。

 

集落への下山も、入山時の場所より100mほど南の場所に出てしまった。登山口の場所は最後まで良く分からなかった。

 

 

やはり雪が少なかったようで、思ったよりかなり早く行動できました。難しいところもあまりないので、無心でラッセルしたい人には(雪が多い時期なら)とても良いルートだと思います。

Tさん、Fさん、G君、メンバーに混ぜていただきありがとうございました。。

吉川鹿島槍東尾根3吉川鹿島槍東尾根2 吉川鹿島槍東尾根1

 

2/6霧・雪

6:15狩野家~9:00ジャンクションピーク~11:00P3~14:30矢沢の頭

2/7霧

5:55矢沢の頭~6:50爺ケ岳~7:20矢沢の頭~9:00P3~登り返し~10:30P3発~12:00狩野家

2016.03.22

朝日を浴びる北壁。氷のリボンから直接尾根まで見える。右は中央ルンゼに向かうパーティ

朝日を浴びる北壁。氷のリボンから直接尾根まで見える。右は中央ルンゼに向かうパーティ

 

1皮です。西村代表と憧れの鹿島槍北壁に行ってきました。

ルンゼ内は氷結が悪かったものの、完登できました。

【20日】大谷原5:45~8:30荒沢出合~13:00天狗の鼻

【21日】天狗の鼻3:50~6:00カクネ里~7:20正面ルンゼ取り付き7:30~9:40正面尾根のコル~11:00北峰~14:00天狗の鼻14:30~18:30大谷原

 

【初日】

徒渉は2回。1皮はネオプレーンの靴下をはいて渡るが、流れが強く、太もも辺りまでズボンを濡らしてしまう。西村代表はパンツ1丁になり、冷たさに悲鳴を上げていた。荒沢出合から荒沢を上流にちょっと遡り、天狗尾根の傾斜の緩い斜面に取り付く。暖冬の今年は、すでに枯れ葉斜面になったところもあった。尾根に出ると歩きやすくなりスピードアップ。気温は高く、濡れたズボンはすぐに乾いた。尾根上部の第一、第二クーロワールとも問題になるところはなく、順調に天狗の鼻に到着。尾根南側の斜面に、氷のリボンを狙う旧知のKさん、中央ルンゼに行くKさんのテントの横に、私たちのテントを張った。翌日に壁に向かうという緊張感を味わいながら、自家製梅酒をちびちびやりながら過ごした。

【2日目】

2時起床。北壁に向かうパーティの一番手で出発する。が、壁の降り口が分からない。過去の記録などから「最低コルの1つ先のピークを越えたところ」と覚えていたが、壁が急すぎて下りられない。唯一、もっとずっと先の天狗尾根が壁に吸収される辺りが唯一の降り場か。そんな風にうろうろしているうちに他のパーティーが続々とやってきた。以前も来たというKさん・Sさんコンビも、「こんなに奥じゃなかったけどな」と言いながら真っ暗な雪渓をバックステップで下りていった。われわれもすぐに下降とトラバース開始。しかし、2つめの尾根の所で、雪がなくて岩が出ているところにぶち当たり、Kさんらは懸垂してカクネ里に下り始めた。「去年はこんなに高い木が雪から出てなかったけどな」とKさん。積雪が2mぐらいは少ないらしい。われわれもロープを借してもらったm(_ _)m謝謝。70mロープで急な部分を下り、あとはカクネ里まで150mぐらいをクライムダウン。間もなく、北壁に朝日が当たり始めた。日が照りつける前にルンゼに入りたかったが、随分遅れてしまった。

Kさん・Sさんは氷のリボン、Kさん・Kさんの若者コンビは中央ルンゼ、われわれは正面ルンゼ、ここから分かれて進む。この日の北壁は他に、主稜2パーティ(うち1パーティは単独)。北壁をトラバースしているのが見える。カクネ里はデブリがあちこちに。19日に降った雨によるものだろう。主稜の末端を右に回り込み、正面尾根Bリッジの取り付きでガチャを準備。日が燦々と降り注ぎ、すでにチリ雪崩と小さな落氷が絶え間ない。上部にはでかい雪庇があって、落ちるのは時間の問題だろう。準備ができたらすぐ出発だ。

雪壁をダガーポジションで登っていくと、ルンゼは正面尾根Aリッジの取り付きを右に回り込み、南向きの斜面になる。気温は高く、氷はグズグズ。狭くなった部分の氷はかなり立っており、薄い!

すぐにノミックで氷の下の岩を叩いてしまい、先っちょ2ミリほどが欠けてしまった(T_T)。スクリューの歯も曲がった(T_T)。氷の状態はかなり悪いので、ロープを出すことに。でも60m伸ばした先は、雪壁と、薄く雪と氷が乗った岩と草付き。セカンドのビレーは、アックスを雪面に突き刺しただけでビレーポイントとする。まあ、落ちないでしょうという判断で。

そこからは延々と雪壁登りと、わずかな氷。チリ雪崩のシャワーを浴びながら登るが、暑いので気持ちがいいくらいだ。息絶え絶えになりながら、正面尾根のコルに到着。かなり斜めっており、休める場所じゃなかった。そこから右手の中央ルンゼに入って直上。正面尾根が斜面に吸収される辺りから正面ルンゼに入った。雪面は表面が堅く、中は比較的柔らかいものの、安定感はある。頂上に出る直前、60~70度ぐらいの急斜面なのに雪は柔らかくなり、支持力が極度に低下。手2本、足2本でバランスを取り、何とか乗っ越した。間もなく登ってきた西村さんと握手して喜び合った。気温はマイナス10度。北風が強く、すぐに下降に移った。

天狗尾根の下降も良くはない。細いリッジや急斜面をダブスアックスでバックステップで下りるところも。途中、30mの懸垂2回。天狗の鼻まで気が抜けなかった。テントなどを回収し、大谷原までは雪面は階段状に踏み固められ、簡単に下りられた。

正面ルンゼの入り口

正面ルンゼの入り口

カクネ里上部を登る西村さん。右手に主稜末端が見える

カクネ里上部を登る西村さん。右手に主稜末端が見える

ルンゼを右に曲がった辺り

ルンゼを右に曲がった辺り

下から見たのど元付近。氷が薄い

下から見たのど元付近。氷が薄い

アックスを緩く刺しただけの支点でセカンドをビレーする

アックスを緩く刺しただけの支点でセカンドをビレーする

急斜面を気持ちよさそうに登る

急斜面を気持ちよさそうに登る

中央ルンゼ上部

中央ルンゼ上部

カクネ里を眺めながら

カクネ里を眺めながら

北壁から北峰に飛び出す西村さん。北風が強くて、カメラのレンズが中途半端な開きに(^^;)

北壁から北峰に飛び出す西村さん。北風が強くて、カメラのレンズが中途半端な開きに(^^;)

 

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