2014.12.11
こんにちは
11月30日(日)、斉藤さんとともに、爺ケ岳に行ってきましたので、ご報告させていただきます。
【行程】
登山口5:05~<柏原新道>~9:20種池山荘9:40~11:50爺ケ岳・中峰(2669m)~爺ケ岳・南峰13:00~<南尾根>~16:15
今回は、前の週に鹿島槍山行が地震の影響で、撤退となったため、そのリベンジ山行を11/29,30で予定していた。
登頂したいっすなのである。
しかし、29日の天候が悪天の為、とりあえず、中止とした。
30日一日で、登れそうな北アルプスの山を山々検討した結果、爺ケ岳となった。
29日夕方6時より、名古屋をたち、夕食を途中で取りつつ、10時過ぎに扇沢手前、柏原新道登山口駐車場に到着。
なんだか、この日は、寒くない。雪もあまりない。大雪渓を飲んで、寝た。
30日、4時起床し、5時に柏原新道を登って行った。
先週、爺が岳に入った記録をネットで調べたところ、夏道で行けそうなことであった。
ケルンという地点も越えたくらいだろうか、雪もだいぶ付いてきた。
先行者がいる様子で、既にアイゼンを装着しているようである。
突然、話声が聞こえてきた。
友達である!
先行していた斉藤さんと話している。
そして、半泣きである。
何があったんだろうか。
雪崩箇所があり、それを越えられなくて、何度も何度も行こうかどうか迷っていたところに、我々が現れたようである。
そんな事情の中、単独行なよう、
「一緒に行きましょう」って、友達に告げると、斉藤さんが、え?って顔してる。
「友達ですよ、一緒に山登ってますから」って、紹介すると、すぐに納得した様子で、一緒に、爺を目指すことに。
なんとも広い山々の中で、この日、この時に、この場所で会う、縁というのは不思議なものですね。
種池山荘に近くなって来たころだろうか、私のペースが全然上がらない。
バテバテである。
斉藤さんとはよく飲みにいってはいるが、山を一緒に歩くのはほぼ初めてに近い。
それぞれのペースがある(私が遅いだけですが。。)。
私は、遅歩ちゃん(自分なりに命名)という歩きを高山においては、実践している。
ともかく、一歩一歩を丁寧に呼吸を整えつつ登っていくのである。
これにより、無駄なエネルギー消費を省き、持続力を保持すると、自分なりに理解している。
これとは違う歩き方だったのである、斉藤さんとは。斉藤さんは強力であった。
種池山荘に到着し、休憩の上、エネルギー補給。
かなり回復。
しかし、強力の斉藤さんには相変わらず、ついていけない。
そのうち、強力から、激が飛んだ。
強力「大丈夫↗?身体の調子が悪いの↗?」
遅歩「さっきバテたから、バデないように、遅歩ってます↘」
強力「そんな遅いと山頂いけん↗。体調が悪かったら、下山しよう↗」
遅歩「いけます(おぼかたさん風に)↗↗」
てなやり取りを経て。
さて、稜線を行くか、トラバースか。
12時前に爺ケ岳最高点の中峰に到着。
斉藤さんは、さっきまでとは打って変わってニッコニコである。
ある種の高山病で、治ったのだろう。
本日の入山は、私たち3人以外に、南尾根をきた先行者の2人組の計5人なようである。
鹿島槍には誰も登っていない様子であった。
帰りは、他の2人組が辿った道を追いながら、南尾根を下った。
微妙な雪の付き具合で、南尾根は悪かった。
ちょくちょく、迷いながら、赤テープ、トレースを辿り、4時を少しまわったころ、下山。
帰りは、薬師で風呂浴びし、松本で焼肉を食べ、
強力はビールも飲んで、自宅までずっと寝ていた。
今回、強力は頑張ったからいいのである。
ハラダよりご報告