2014.12.29
森です。曽我さん、酒井さんと12/27~12/28で霞沢岳に行ってきました。
12/26 0:50坂巻温泉
12/27 6:50坂巻温泉出発 – 7:20釜トンネル – 8:15西尾根取付き – 13:30 2000m地点にテント設営 – 15:00 2240mまで行動 – 15:40テン場
12/28 6:00 テン場出発 – 9:00頂上 – 11:00テン場 – 12:00テン場より下山 – 13:00西尾根取付き – 14:15坂巻温泉
12/26、仕事を終えてから待ち合わせし、3時間半程で坂巻温泉へ到着。野麦峠の前後のあたりの道路が凍結していました。私にして珍しく、2日目のアルコールなしでの就寝(-_-)..zzzZZよく眠れました(^^)
翌朝、6:50に出発。釜トンネルで計画書を提出し、ヘッデンつけてトンネル歩き。トンネルを抜けると焼岳ドーン(^◇^)お~♪めっちゃいい天気!最高の山日和♪
大正池の手前から右に入り、西尾根の取り付きへ。先行パーティーなし・・・(泣)ラッセルすか。。。(T_T)いきなり急登なんですけど。。
曽我さん、目線くらいの高さの雪をわっさわっさとラッセル。さすが!!強!・・( ゚Д゚)途中で「曽我さん、交代します。」と一応言ってみる。「うん。いいよ~。上まで行ったらね~。」とゆる~く返事が返ってくる。ちょっとホッとしてしまった・・(;^ω^)初っ端にあのラッセルしたら、多分私、バテる。。すみません!!<m(__)m>お願いします!!
尾根に乗越てからは雪も少し少なく、3人で交代でラッセル。スノーシュの酒井さんは急登のラッセルが大変そう。いや、ワカンの私だってしんどいし。。(@_@。新雪でフカフカ。下が固まっていないこともあって時々ズボっと踏み抜く((+_+))2時間かかって200m程度登っただけ(T_T)今日からお正月休みなのに、なんで誰も来ないの~(T_T)みんなどこ行っちゃったのぉ~。。お正月休みだよ~!山にこーい!!誰かこ~い!!ラッセルして~!!(>_<)
しんどいけどラッセルは続く。1840m付近まで来たところで曽我さんが「ワカン外してアイゼンにしよう。ワカンはここにデポね。」と。ワカンを大きな岩の下にデポ。アイゼンに履き替えてラッセルの続き。
ただ平なところをラッセルするならまだしも、ところどころ尾根を巻いたりするのが結構大変。雪が固まっていないのでズボズボ埋まるし、トラバースぎみだから下に落ちて行きそうで怖い(;´Д`)
それからしばらくして、後ろから声が!「ラッセルありがとうございます!!あんな急登、すごいですね!ここからはやりますんで。」キターーー!!!!(≧▽≦)ラッセル交代要員!!!やっほぉ~♪待ってたよっ!(≧▽≦)!!しかもこの人強い!!ラッセル超早い!やった~!やっと楽できるぅ~♪ヽ(^o^)丿
2000m地点に来たところで曽我さんが「ここでテント張ろう。15時までカラ荷で明日のトレースを作りに行こう。」と。テント設営してから、カラ荷で再度出発。
目の前にそびえる長~い急登・・・(´゚д゚`)さっきの人たちが先に行ってトレース作ってくれてはいたものの、それでも全然楽じゃない・・(/ω\)この時一番後ろだった私も、結構しんどかった。
急登を登りあげると、さっきのパーティがテント設営していた。挨拶をして私たちはトレースを作りに先へ進む。
私が先に歩くとき、どうしてもトレース跡を外してしまう。「雪で消えてるけど、跡があるからよく見て。トレースの跡を外すと深くなるから。」と何度も言われるけど、しばらく歩いてはトレース跡を外し、「そっちじゃないよ。」と後ろから曽我さん。なんとなく解ってきたぞ!と思っても、またトレース跡を外すの繰り返し(;^ω^)う~ん。。難しい。。(‘_’)これも慣れたらちゃんと見分けられるようになるのかな。。
15時、2240m地点でこの日の行動は終了。乗鞍がとってもキレイでした。
テン場に戻って夕食♪とり野菜鍋。「量が多すぎない??」と曽我さん、酒井さん。大食いの自分基準で食材を持ってきてしまった・・・(;´∀`)量多かったかな??私はちょうどよかったけどな(^^)体格の良さは酒飲みなだけじゃなく、この大食いの由縁もあるかも!?(;^ω^)
お正月も近いので、熱燗にあぶったふぐのヒレ、そこに金粉を散らして金粉酒♪いい風味がしました。
翌朝、6時にテン場を出発。支度が遅く、曽我さんを寒い外で随分待たせてしまいました。
前日に登ったあたりまで行くと少し風が出てきた。ゆっくりゆっくり頂上を目指す。
ナイフリッジ。樹林帯を抜けているので、下に落ちたら。。と思うと怖い。
ナイフリッジを過ぎるとすぐに岩峰が見えました。写真の先が岩峰。岩の写真は余裕がなくて撮れず。
岩峰はこの1か所のみ。短いです。ピッケルを突き刺しながら慎重に登る。残置でロープがフィックスしてあったので、安心して登れました。
岩峰を越え、だらっとした稜線を行くと頂上。穂高、焼岳、乗鞍、御嶽が一望でき、最高の展望でした。
岩峰の下山もフィックスロープがあるのでクライムダウン。今回の山行でロープは出しませんでした。
テント撤収して下山。重い荷物の下山も一仕事でした。
今回の山行、2日ともピーカン晴れで、風も少なく、絶好の山行日和でした。
酒井さんにとっては雪山の初テン泊で、たくさんのことを吸収され、早速それを生かそうと、一人で冬テン泊をしてみると言っておられました。
私もまた、トレース跡を見分ける事、歩き方などいろいろとご指導いただき、とても実のある山行となりました。危険な個所、大変な個所はすべて曽我さん任せとなってしまい、ご迷惑をおかけしました。これからたくさん経験を積んで、しっかり山を歩けるように頑張ります。